安倍側近の中にあって、張り切りすぎて裏目に出たのが西村康稔官房副長官だ。西日本豪雨時の「赤坂自民亭」での宴会写真のアップに加えて、神戸市議・岡田裕二氏らに「石破応援に圧力をかけた」とバラされたダブル失点で、「今回は留任も入閣も難しい」(細田派議員)と、出世レースに出遅れそうだ。
「適材適所」とは、〈ある事に適した才能を持っている者をそれに適した地位、仕事につけること〉(小学館「現代国語例解辞典」)とある。その才能が「安倍首相をヨイショすること」だとすれば、適材適所という表現は、至極適当である。
※週刊ポスト2018年10月5日号