また、馬氏は「東が暗ければ、西は明るい。中国はこの対立に対処するため経済を強化し、貿易上のつながりを米国から東南アジアやアフリカにシフトする必要がある」と強調。
馬氏は続けて、「この苦境を力に変えることのできる企業には類いまれな好機がやってくる。今四半期や次の四半期、来年の利益などに注目するべきではない。これはとてつもなく大きなチャンスだ」としたうえで、「アリババが持続して成長できないなら、中国に成長できる企業はない。それには100パーセントの自信がある」と強調した。
『習近平の正体』(小学館刊)の著書もあり、中国問題に詳しいジャーリストの相馬勝氏は「馬氏は習近平中国国家主席と親密な関係を築いているといわれており、今回の新華社通信との単独会見や講演における強気な発言は、習氏ら中国最高指導部の意向が強く反映されているのは間違いない」と指摘した。