究極の開運売り場・全国10
「当時の販売員が“生きた招き猫で縁起がいい”と白いペンキで塗ったところ、その後のサマー(2000年)や年末(2005年)で億当せんが出ました」(黒木清一郎店長)
猫の足跡をたどって窓口にやってくる人や、購入した宝くじを足跡にこすりつけて当せんを願う人も多い。
「歩く場所にあったので次第にすり減ってしまい、一部は切り取って窓口に置いています。それに手を合わせるお客様もいらっしゃいます」(同前)
◆「開運ばあちゃん」の大“岩”成就
JR総武線小岩駅に隣接する『小岩駅南口売場』(東京都江戸川区)では、小岩の地名にちなんで「開運・福岩」と名付けた特製の石を置いている。
「岩はガンとも読みますので、大“岩”成就するようにという願いを込めています」(恩田禎司店長)
この開運グッズは、60年以上にわたって販売員を務め、“開運ばあちゃん”と慕われた八巻艶子さんのアイディア。8年前に90歳でこの世を去ったが、“艶子イズム”は継承されている。
「ゲン担ぎをしていると、お客様から“応援してもらっているようで嬉しい”とよく言われます。そして、笑顔になってくれます」(同前)