メールやLINEなどの「デジタル遺品」がきっかけで、遺族が不倫を発見するケースは増えているという。しかし、不倫相手に向けられる怒りの矛先は、どう収めればいいのか。

「夫が亡くなっていても、不倫の事実と相手を知ってから3年以内なら妻は損害賠償請求できます。不倫は夫と不倫相手による共同不法行為なので、妻は夫と不倫相手の両方に対して、精神的苦痛の慰謝料を請求できます」(九段下総合法律事務所の伊倉秀知弁護士)

 今回のケースでは共同不法行為を行った2人のうち、夫がこの世にいない。その影響は賠償額に出るという。

「その場合、亡くなった人の債務は相続人が受け継ぐことになります。もし妻や子供が財産を相続しているのであれば、この債務も受け継ぎます。つまり、妻自身が債権者と債務者を兼ねるため、賠償額のうちいくらかがなくなることになる。こうしたケースでは賠償が認められても、その金額は低くなる可能性が高い」(伊倉弁護士)

 この騒動を、阿部アナ本人はどう受けて止めているのか。本誌の直撃に対して、Aさんとの関係を認めた上で、こう語った。

「当時、私と夫との夫婦関係はすでに破たんをしていました。一方のA氏からも、夫婦関係は冷え切っているとの説明を受け“時期が来たら結婚をしてほしい”との言葉をいただき、交際することを了解しました」

 また、こうも付け加える。

「私は病にかかった彼の闘病を支えてきた自負もあります」

 Aさんの入院先では、Aさんの診察券を持つ阿部アナの姿がたびたび目撃されていた。

「テレビ局などに宛てられた手紙の内容には、私のプライベートに関する根も葉もない話も多数含まれています。A氏が亡くなったことで心を痛め、落ち込んでいたところに、そのような何の根拠もない内容がテレビ局関係者の中に広がってしまうことに強い恐怖を感じて、執務に支障が出るほどの極度の体調不良に陥ってしまいました。そのため関係者の皆様にご迷惑をおかけする前に、体調不良を理由に降板を申し出た次第です」

 誰もが失うだけの最悪な結末は避けることができなかったのだろうか。

※女性セブン2018年10月25日号

関連記事

トピックス

大谷翔平選手、妻・真美子さんの“デコピンコーデ”が話題に(Xより)
《大谷選手の隣で“控えめ”スマイル》真美子さん、MVP受賞の場で披露の“デコピン色ワンピ”は入手困難品…ブランドが回答「ブティックにも一般のお客様から問い合わせを頂いています」
NEWSポストセブン
佳子さまの“ショッキングピンク”のドレスが話題に(時事通信フォト)
《5万円超の“蛍光ピンク服”》佳子さまがお召しになった“推しブランド”…過去にもロイヤルブルーの “イロチ”ドレス、ブラジル訪問では「カメリアワンピース」が話題に
NEWSポストセブン
「横浜アンパンマンこどもミュージアム」でパパ同士のケンカが拡散された(目撃者提供)
《フル動画入手》アンパンマンショー“パパ同士のケンカ”のきっかけは戦慄の頭突き…目撃者が語る 施設側は「今後もスタッフ一丸となって対応」
NEWSポストセブン
大谷翔平を支え続けた真美子さん
《大谷翔平よりもスゴイ?》真美子さんの完璧“MVP妻”伝説「奥様会へのお土産は1万5000円のケーキ」「パレードでスポンサー企業のペットボトル」…“夫婦でCM共演”への期待も
週刊ポスト
結婚を発表したPerfumeの“あ~ちゃん”こと西脇綾香(時事通信フォト)
「夫婦別姓を日本でも取り入れて」 Perfume・あ〜ちゃん、ポーター創業の“吉田家”入りでファンが思い返した過去発言
NEWSポストセブン
(写真右/Getty Images、左・撮影/横田紋子)
高市早苗首相が異例の“買春行為の罰則化の検討”に言及 世界では“買う側”に罰則を科すのが先進国のスタンダード 日本の法律が抱える構造的な矛盾 
女性セブン
俳優の水上恒司が年上女性と真剣交際していることがわかった
【本人が語った「大事な存在」】水上恒司(26)、初ロマンスは“マギー似”の年上女性 直撃に「別に隠すようなことではないと思うので」と堂々宣言
NEWSポストセブン
劉勁松・中国外務省アジア局長(時事通信フォト)
「普段はそういったことはしない人」中国外交官の“両手ポケットイン”動画が拡散、日本側に「頭下げ」疑惑…中国側の“パフォーマンス”との見方も
NEWSポストセブン
佳子さまの「多幸感メイク」驚きの声(2025年11月9日、写真/JMPA)
《最旬の「多幸感メイク」に驚きの声》佳子さま、“ふわふわ清楚ワンピース”の装いでメイクの印象を一変させていた 美容関係者は「この“すっぴん風”はまさに今季のトレンド」と称賛
NEWSポストセブン
俳優の水上恒司が真剣交際していることがわかった
水上恒司(26)『中学聖日記』から7年…マギー似美女と“庶民派スーパーデート” 取材に「はい、お付き合いしてます」とコメント
NEWSポストセブン
ラオスに滞在中の天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月18日、撮影/横田紋子)
《ラオスの民族衣装も》愛子さま、動きやすいパンツスタイルでご視察 現地に寄り添うお気持ちあふれるコーデ
NEWSポストセブン
山上徹也被告の公判に妹が出廷
「お兄ちゃんが守ってやる」山上徹也被告が“信頼する妹”に送っていたメールの内容…兄妹間で共有していた“家庭への怒り”【妹は今日出廷】
NEWSポストセブン