ななめドラム洗濯乾燥機キューブルの最新モデル『NA-VG2300』32万5427円/パナソニック(編集部調べ実勢価格)


◆独自の方式で洗浄力アップ

 洗濯機選びで最も重要なのが洗浄力だ。各社が独自に開発した理論による方式は、汚れへのアプローチが違う。

「モーターの強化など、ハードについてはどの社もすでに極限近くまで開発を進めています。これからは洗剤の能力をどれだけ引き出せるかがポイントです」(カカクコムの鎌田剛さん)

 パナソニックは泡洗浄という機能を持ち、最上位機種では温水泡洗浄を採用。

「これは、一般的な粉や液体の洗剤をしっかり泡立て、さらに洗剤液を温めて洗浄力をアップさせようというもの。日立はナイアガラ洗浄という方式を用い、高濃度洗剤液を衣類に浸透させつつ、大流量のシャワーで汚れを落とします」(鎌田さん)

 なかでも、これら2社が汚れ落ちもよく高評価だ。

「ヒーター機能での温水洗浄は、60℃以上で洗うことによりダニを死滅させる効果もあります」(戸井田さん)

 また東芝は、「ウルトラファインバブル洗浄」を採用。ナノサイズの小さな泡が繊維の奥に浸透、洗剤の効果を高めて、いつもの洗濯で黄ばみを防ぐ。

 このほか、汚れがちな洗剤入れが取り外して洗えるタイプは、女性層に好評だ。

 さらに、ドラム式では液体洗剤をあらかじめ入れておけば、洗濯物の量に合わせて自動的に適量を自動投入してくれる機種もパナソニックから登場している。

 照井さんによると、一時期、洗浄力が弱いと人気が落ちていたドラム式でも、温水+洗浄力アップの技術革新が進み、再び人気が高まっているそうだ。

※女性セブン2018年10月25日号

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