スポーツ

羽生結弦と高橋大輔 無言の「場外乱闘」、ファン同士も舌戦

羽生ファンと高橋ファンが舌戦(時事通信フォト)

「高橋大輔と同じ近畿大会に参加する選手が気の毒。その分、全日本選手権に1人出られなくなるわけでしょ」
「羽生ファンとはわかりあえないなー。嫌なら近畿大会を見なければいいのに」
「高橋のショートプログラムのあの衣装、羽生選手のマネでしょ。卑怯」
「高橋大輔がゆづに何かした? 勘違いのいいがかりはやめてくれないかな」

 ネット上では今、羽生結弦(23才)ファンと高橋大輔(32才)ファンの間で、激しい舌戦が繰り広げられている。

 10月7、8日に開催された『近畿フィギュアスケート選手権大会』。7月に現役復帰を電撃発表した高橋は、今シーズンの初戦をこの地方大会からスタートした。結果は3位、11月の西日本選手権に駒を進めている。ここで上位入賞を果たせば、羽生らシード選手が待つ12月の全日本選手権の出場権を手にする。

 そんな高橋の復帰に納得がいかないのが羽生ファンだ。

「もともと高橋ファンと羽生ファンは、熱狂的な“信者”が多く、タイプも違うのでファン同士の折り合いが悪い。高橋選手の引退で一時おさまっていたのが、今回の復帰で再燃してしまった形です。羽生ファンとしては“邪魔者が戻ってきた”“報道が高橋大輔ばかりで気に入らない”という言い分だそうですが…」(スポーツ紙記者)

 しかし、対立していたのはファン同士だけではないと前出のスポーツ紙記者は話す。

「高橋選手が現役復帰宣言をした翌日の7月2日、羽生選手の国民栄誉賞授与式が行われました。その会見の前、スケート連盟関係者から報道陣に向けて“高橋大輔さんの件についての質問はNG”という通達があったんです。発表の翌日に聞かないなんて、その方が不自然。でもフィギュアスケートに詳しい記者たちは“やっぱり”という受け止め方が多かった。それだけ羽生選手と高橋選手はデリケートな関係にあるんです」

◆オフシーズンの練習場かぶり

 羽生のシニアデビューは2010年。当時の高橋は日本の“絶対的“エースで、男子フィギュアスケート界をけん引する存在だった。フィギュアスケートに詳しいスポーツライターが語る。

「この年のバンクーバー五輪で高橋選手は銅メダルを獲得。まだ15才だった羽生選手にとって高橋選手は憧れの存在だった。羽生選手は、世界一といわれた高橋選手のやわらかく表現力豊かなステップを目標にしていました。高橋選手が羽生選手にアドバイスしてあげていることもあった」

 羽生の成長は目覚ましかった。シニアデビューとなった2010-2011年シーズンの四大陸選手権では初出場にして高橋の金メダルに次ぐ銀メダルを獲得。2012-2013年シーズンのGPファイナルでも高橋が金、羽生が銀になり日本人選手のワンツーフィニッシュという快挙。その年の全日本選手権では高橋を抑え、初優勝を果たした。

関連記事

トピックス

サントリー新浪剛史会長が辞任したことを発表した(X、時事通信フォト)
大麻成分疑いで“ガサ入れ”があったサントリー・新浪剛史元会長の超高級港区マンション「かつては最上階にカルロス・ゴーンさんも住んでいた」
NEWSポストセブン
ロコ・ソラーレ(時事通信フォト)
《メンバーの夫が顔面骨折の交通事故も》試練乗り越えてロコ・ソラーレがミラノ五輪日本代表決定戦に挑む、わずかなオフに過ごした「充実の夫婦時間」
NEWSポストセブン
来季米ツアー出場権を獲得した原英莉花(C)Yasuhiro JJ Tanabe
《未来の山下美夢有、竹田麗央を探せ》国内ツアーからQシリーズへの挑戦の動きも活発化、米ツアー本格参入で活躍が期待される「なでしこゴルファー」14人
週刊ポスト
サントリー新浪剛史会長が辞任したことを発表した(時事通信フォト)
《麻薬取締法違反の疑いでガサ入れ》サントリー新浪剛史会長「知人女性が送ってきた」「適法との認識で購入したサプリ」問題で辞任 “海外出張後にジム”多忙な中で追求していた筋肉
NEWSポストセブン
サークル活動にも精を出しているという悠仁さま(写真/共同通信社)
悠仁さまの筑波大キャンパスライフ、上級生の間では「顔がかっこいい」と話題に バドミントンサークル内で呼ばれる“あだ名”とは
週刊ポスト
『週刊ポスト』8月4日発売号で撮り下ろしグラビアに挑戦
渡邊渚さんが綴る“からっぽの夏休み”「SNSや世間のゴタゴタも全部がバカらしくなった」
NEWSポストセブン
米カリフォルニア州のバーバンク警察は連続“尻嗅ぎ犯”を逮捕した(TikTokより)
《書店で女性のお尻を嗅ぐ動画が拡散》“連続尻嗅ぎ犯” クラウダー容疑者の卑劣な犯行【日本でも社会問題“触らない痴漢”】
NEWSポストセブン
オリエンタルラジオの藤森慎吾
《オリラジ・藤森慎吾が結婚相手を披露》かつてはハイレグ姿でグラビアデビューの新妻、ふたりを結んだ「美ボディ」と「健康志向」
NEWSポストセブン
別居が報じられた長渕剛と志穂美悦子
《長渕剛が妻・志穂美悦子と別居報道》清水美砂、国生さゆり、冨永愛…親密報道された女性3人の“共通点”「長渕と離れた後、それぞれの分野で成功を収めている」
NEWSポストセブン
結婚を発表した趣里と母親の伊藤蘭
《母が趣里のお腹に優しい眼差しを向けて》元キャンディーズ・伊藤蘭の“変わらぬ母の愛” 母のコンサートでは「不仲とか書かれてますけど、ウソです!(笑)」と宣言
NEWSポストセブン
寄り添って歩く小室さん夫妻(2025年5月)
《お出かけスリーショット》小室眞子さんが赤ちゃんを抱えて“ママの顔”「五感を刺激するモンテッソーリ式ベビーグッズ」に育児の覚悟、夫婦で「成年式」を辞退
NEWSポストセブン
負担の多い二刀流を支える真美子さん
《水着の真美子さんと自宅プールで》大谷翔平を支える「家族の徹底サポート」、妻が愛娘のベビーカーを押して観戦…インタビューで語っていた「幸せを感じる瞬間」
NEWSポストセブン