──プロの世界に行った時、成績よりも自分の理想を追い求める?
根尾:成績は第一にしています。なかなか自分の感覚と結果が繋がってこないところも多々あると思いますが、他の選手の良いところであれば、それを盗んだり、先輩に教えてもらったりしながら、自分の良いところも伸ばしていきたいと考えています。
──いよいよドラフト会議が迫っています。憧れのイチロー選手は50歳まで現役と話していますが、根尾君のこれからの目標は?
根尾:プロ野球で20年、そして、25年という目標を念頭に置いて、プロの世界でやりたいです!
【PROFILE】
根尾昂(ねお・あきら)2000年4月19日生まれ。身長 177cm、体重 75kg 。河合小学校2年時に古川西クラブで野球を始め、飛騨高山ボーイズでは140キロを記録して3年時にはNOMOジャパンに選出。進学した大阪桐蔭では1年秋からレギュラーとなり、投手、遊撃、外野という“三刀流”をこなす。3年時には、史上初となる2度目の春夏連覇に貢献。侍ジャパンのU18日本代表として、アジア選手権では自己最速となる150キロをマーク。ドラフト会議では1位競合が予想される逸材。
古内義明(ふるうち・よしあき)/立教大学法学部卒、同時に体育会野球部出身。高校・大学球児向け「サムライベースボール」発行人として、これまで数百校の高校を取材し、アマチュア関係者と独自の人脈を構築。近著に、『4千分の1の名将 新・高校野球学【関西編】』(大和書房)がある。(株)マスターズスポーツマネジメント代表取締役、テレビやラジオで高校野球からメジャーリーグまで多角的に分析する情報発信。立教大学では、「スポーツビジネス論~メジャーの1兆円ビジネス」の教鞭を執る。