芸能

芸歴24年でドラマ初主演の山口紗弥加「主役は薄味が必要」

24年目で主演を勤める山口紗弥加

「このウジ虫野郎!」──強烈な目力で迫る美貌の演技派女優・山口紗弥加が、芸歴24年にして初の連ドラ主演を務める深夜ドラマ『ブラックスキャンダル』(読売テレビ・日本テレビ系)で弾けている。

 山口が演じるのは、仕組まれた不倫スキャンダルで芸能界から追放された元女優。ドラマは、現実にあった不倫スキャンダルによく似た謝罪会見シーンや覚せい剤使用の2世俳優の登場、かつて実際に不倫を報じられた人気男優がアイドルに枕営業を強要する筋立てなど、深夜枠とはいえかなり“攻めて”いる。しかも主題歌は“ゲス不倫”で世を賑わせた川谷絵音の「ゲスの極み乙女。」という徹底ぶりだ。

「芸能生活が長いので、ドラマで起きている出来事はいい面も悪い面もどこかで見聞きしてきたようなこと(笑い)。役作りには大体苦心しますが、今回はあえて私自身で臨むことに決めました。24年の経験で感じたままを表現する方が、生々しく伝わると思ったから」

 数々の現場で脇役を経験してきたが、初主演で学んだことも多いという。

「脇役は限られた出番の中に必ず表現するべき役割があって、瞬発力が必要になります。わざと誇張した“濃い味付け”をすることもあるけれど、作品を通して出番の多い主役には、控えめの“薄味”による持続力が必要だと気付きました。台本が完成する以前から、役柄や内容について打ち合わせを重ねたり……意見を求められることが多く何だか恐縮します(笑い)。新鮮ですね」

 とはいえ、オファーを聞いたときは嬉しい半面、戸惑いもあった。

「私のような“古株女優”にそんな話はもうないだろうって、どこか諦めていましたね(笑い)。漬物は古漬けが好きなんですが、発酵が進んで香りが強い方がご飯に合う気がして。だから今回は、38歳の今だからこその“古漬けの味”を出したいです」

関連記事

トピックス

筒香が独占インタビューに応じ、日本復帰1年目を語った(撮影/藤岡雅樹)
「シーズン中は成績低迷で眠れず、食欲も減った」DeNA筒香嘉智が明かす“26年ぶり日本一”の舞台裏 「嫌われ者になることを恐れない強い組織になった」
NEWSポストセブン
テレビの“朝の顔”だった(左から小倉智昭さん、みのもんた)
みのもんた「朝のライバル」小倉智昭さんへの思いを語る 「共演NGなんて思ったことない」「一度でいいから一緒に飲みたかった」
週刊ポスト
陛下と共に、三笠宮さまと百合子さまの俳句集を読まれた雅子さま。「お孫さんのことをお詠みになったのかしら、かわいらしい句ですね」と話された(2024年12月、東京・千代田区。写真/宮内庁提供)
【61才の誕生日の決意】皇后雅子さま、また1つ歳を重ねられて「これからも国民の皆様の幸せを祈りながら…」 陛下と微笑む姿
女性セブン
筑波大学・生命環境学群の生物学類に推薦入試で合格したことがわかった悠仁さま(時事通信フォト)
《筑波大キャンパスに早くも異変》悠仁さま推薦合格、学生宿舎の「大規模なリニューアル計画」が進行中
NEWSポストセブン
『世界の果てまでイッテQ!』に「ヴィンテージ武井」として出演していた芸人の武井俊祐さん
《消えた『イッテQ』芸人が告白》「数年間は番組を見られなかった」手越復帰に涙した理由、引退覚悟のオーディションで掴んだ“準レギュラー”
NEWSポストセブン
10月1日、ススキノ事件の第4回公判が行われた
「激しいプレイを想像するかもしれませんが…」田村瑠奈被告(30)の母親が語る“父娘でのSMプレイ”の全貌【ススキノ首切断事件】
NEWSポストセブン
NBAレイカーズの試合観戦に訪れた大谷翔平と真美子さん(AFP=時事)
《真美子夫人との誕生日デートが話題》大谷翔平が夫婦まるごと高い好感度を維持できるワケ「腕時計は8万円SEIKO」「誕生日プレゼントは実用性重視」  
NEWSポストセブン
六代目山口組の司忍組長。今年刊行された「山口組新報」では82歳の誕生日を祝う記事が掲載されていた
《山口組の「事始め式」》定番のカラオケで歌う曲は…平成最大の“ラブソング”を熱唱、昭和歌謡ばかりじゃないヤクザの「気になるセットリスト」
NEWSポストセブン
激痩せが心配されている高橋真麻(ブログより)
《元フジアナ・高橋真麻》「骨と皮だけ…」相次ぐ“激やせ報道”に所属事務所社長が回答「スーパー元気です」
NEWSポストセブン
12月6日に急逝した中山美穂さん
《追悼》中山美穂さん、芸能界きっての酒豪だった 妹・中山忍と通っていた焼肉店店主は「健康に気を使われていて、野菜もまんべんなく召し上がっていた」
女性セブン
トンボをはじめとした生物分野への興味関心が強いそうだ(2023年9月、東京・港区。撮影/JMPA)
《倍率3倍を勝ち抜いた》悠仁さま「合格」の背景に“筑波チーム” 推薦書類を作成した校長も筑波大出身、筑附高に大学教員が続々
NEWSポストセブン
自宅で亡くなっているのが見つかった中山美穂さん
【入浴中の不慮の事故、沈黙守るワイルド恋人】中山美穂さん、最後の交際相手は「9歳年下」「大好きな音楽活動でわかりあえる」一緒に立つはずだったビルボード
NEWSポストセブン