ラジオ局の「王道」とされる在京民放5局は、それぞれに特徴がある。
「AMのTBSラジオはニュースとサブカルチャー、文化放送はアニメと情報バラエティーが強く、ニッポン放送には夜の定番である“オールナイトニッポンブランド”があります。TOKYO FMは大御所ミュージシャンの番組が多く、同じくFMのJ-WAVEは音楽ファン御用達です」(やきそばかおるさん)
2015年にAMをFMの周波数で聴取する「ワイドFM」が始まり、AMの聴取エリアが広がったことも、ラジオの“どこでも化”を後押しする。
◆いつでも聞ける
今はリアルタイムでテレビ番組を視聴せず、録画かオンデマンド(番組配信サービス)で、見たい時に見たい番組を楽しむ人が多い。その波はラジオにも押し寄せている。
「2016年から始まったラジコの『タイムフリー機能』を使えば、放送終了から1週間以内の番組をいつでも無料で聞くことができます。これは画期的な機能で、タイムフリー導入後、ラジコの利用者が増加しました」(やきそばかおるさん)
「エリアフリー機能」と「タイムフリー機能」によって、ラジオは「どこでもいつでも聞ける」という強みを手に入れたのだ。
※女性セブン2018年11月22日号