ライフ

鍼灸師の風邪予防 通年ツボ押しと舌苔の厚みチェック

風邪対策には、背中上部にある「風門」のツボ押しを(写真/アフロ)

 風邪をひきやすくなる冬。普通に対策をしていただけでは、そう簡単に風邪を防げるものではない。そこで、東洋の鍼灸と仏のエステティックを融合させたサロン『ハリジェンヌ』を東京・表参道で主宰する光本朱美さんに、鍼灸師ならではの風邪対策を教えてもらった。

「菌の繁殖を防ぐために、子供とのキスは仏式のビズ(頬を寄せ合う)に、主人とは投げキッスで距離をあけてます(笑い)」と冗談交じりに話す光本さんの徹底ぶりはお見事。

 光本さんが紹介するのは、背中の上部、両方の肩甲骨の間にある風門。

「風邪予防のツボ・風門に、寝る前に家族にお灸をしてもらい、日中は季節に関係なく一年中、風門にカイロを貼って温めています。また、胃腸が疲れると食べ物が消化されず逆流し、舌の上に苔(細菌)がのって菌が繁殖しやすいので、いつも苔の厚みをチェックして、厚くなっているときは消化しやすいものを食べるように心がけています」(光本さん)

 一方、アンチエイジングからビジネスに役立つ表情筋トレーニングなどを延べ2万人以上に指導し、メディアや講演等でも活躍中の「顔ヨガ講師」の間々田佳子さんにも、風邪の予防法を聞いた。

「以前は本当に風邪をひきやすかったのですが、最近はあまりひかなくなりました」と語る間々田さん。顔を鍛える前は、口がぽかんと開いている時間が多かったという。

「顔ヨガをすると口輪筋が鍛えられるので、口は自然と閉じます。舌の位置も、前は下あごにドスンと落ちていたのが、いつも上あごについているので、舌でのどにマスクをするような状態になり、さらに閉じている口もマスクの役割を果たすので、二重のマスク効果になるんです。ウイルスや冷たい空気が口から入ってこないので、のどの奥が乾燥しにくくなります」(間々田さん)

 マスクをすればどこでもできる顔ヨガ。

「舌を動かすことが何より唾液の分泌につながります。顔ヨガは、だいたい1~2週間以内に効果が出てくるので、今から始めれば今年の冬は風邪知らずです」(間々田さん)

※女性セブン2018年11月22日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

大谷が購入したハワイの別荘の広告が消えた(共同通信)
【ハワイ別荘・泥沼訴訟に新展開】「大谷翔平があんたを訴えるぞ!と脅しを…」原告女性が「代理人・バレロ氏の横暴」を主張、「真美子さんと愛娘の存在」で変化か
NEWSポストセブン
小林夢果、川崎春花、阿部未悠
トリプルボギー不倫騒動のシード権争いに明暗 シーズン終盤で阿部未悠のみが圏内、川崎春花と小林夢果に残された希望は“一発逆転優勝”
週刊ポスト
「第72回日本伝統工芸展京都展」を視察された秋篠宮家の次女・佳子さま(2025年10月10日、撮影/JMPA)
《京都ではんなりファッション》佳子さま、シンプルなアイボリーのセットアップに華やかさをプラス 和柄のスカーフは室町時代から続く京都の老舗ブランド
NEWSポストセブン
兵庫県宝塚市で親族4人がボーガンで殺傷された事件の公判が神戸地裁で開かれた(右・時事通信)
「弟の死体で引きつけて…」祖母・母・弟をクロスボウで撃ち殺した野津英滉被告(28)、母親の遺体をリビングに引きずった「残忍すぎる理由」【公判詳報】
NEWSポストセブン
焼酎とウイスキーはロックかストレートのみで飲むスタイル
《松本の不動産王として悠々自適》「銃弾5発を浴びて生還」テコンドー協会“最強のボス”金原昇氏が語る壮絶半生と知られざる教育者の素顔
NEWSポストセブン
沖縄県那覇市の「未成年バー」で
《震える手に泳ぐ視線…未成年衝撃画像》ゾンビタバコ、大麻、コカインが蔓延する「未成年バー」の実態とは 少年は「あれはヤバい。吸ったら終わり」と証言
NEWSポストセブン
米ルイジアナ州で12歳の少年がワニに襲われ死亡した事件が起きた(Facebook /ワニの写真はサンプルです)
《米・12歳少年がワニに襲われ死亡》発見時に「ワニが少年を隠そうとしていた」…背景には4児ママによる“悪辣な虐待”「生後3か月に暴行して脳に損傷」「新生児からコカイン反応」
NEWSポストセブン
部下と“ラブホ密会”が報じられた前橋市の小川晶市長(左・時事通信フォト)
《黒縁メガネで笑顔を浮かべ…“ラブホ通い詰め動画”が存在》前橋市長の「釈明会見」に止まぬ困惑と批判の声、市関係者は「動画を見た人は彼女の説明に違和感を持っている」
NEWSポストセブン
バイプレーヤーとして存在感を増している俳優・黒田大輔さん
《⼥⼦レスラー役の⼥優さんを泣かせてしまった…》バイプレーヤー・黒田大輔に出演依頼が絶えない理由、明かした俳優人生で「一番悩んだ役」
NEWSポストセブン
国民スポーツ大会の総合閉会式に出席された佳子さま(10月8日撮影、共同通信社)
《“クッキリ服”に心配の声》佳子さまの“際立ちファッション”をモード誌スタイリストが解説「由緒あるブランドをフレッシュに着こなして」
NEWSポストセブン
“1日で100人と関係を持つ”動画で物議を醸したイギリス出身の女性インフルエンサー、リリー・フィリップス(インスタグラムより)
《“1日で100人と関係を持つ”で物議》イギリス・金髪ロングの美人インフルエンサー(24)を襲った危険なトラブル 父親は「育て方を間違えたんじゃ…」と後悔
NEWSポストセブン
自宅への家宅捜索が報じられた米倉(時事通信)
米倉涼子“ガサ入れ報道”の背景に「麻薬取締部の長く続く捜査」 社会部記者は「米倉さんはマトリからの調べに誠実に対応している」