• TOP
  • 芸能
  • カリスマ演劇P・細川展裕氏 演劇通じて雇用生み出す仕事術

芸能

2018.11.20 16:00  週刊ポスト

カリスマ演劇P・細川展裕氏 演劇通じて雇用生み出す仕事術

「メタルマクベス」の稽古場でラサール石井、浦井健治と

 第三舞台と劇団☆新感線。ともに時代の先端だが、方向性はまるで違う。しかし不思議なことに、プロデューサーはともに細川である。細川は言う。

「脚本や芝居の中身については何も言わない。上演時間が長すぎるときは短くしてって言うぐらいかな」

 幼馴染の鴻上はもちろんのこと、劇団☆新感線を主宰する、いのうえひでのりに対しても「いのうえさんが面白いというものがあるかぎり、新感線は続く」と言うほど、信頼は厚い。劇団主宰者の個性を最大限に認め、いい意味で作品の内容にこだわりがない。だから、方向性の異なる劇団の制作が務まったのかもしれない。

 ただ、信頼を寄せる役者に対しては、意見を伝えることもある。このたび上梓した初の著書『演劇プロデューサーという仕事 「第三舞台」「劇団☆新感線」はなぜヒットしたのか』(小学館刊)では、『髑髏城の七人Season鳥』(2017年)の公演での出来事について書いている。

 織田信長の影武者だった「天魔王」を演じる森山未來が、突然稽古場で「その通り!」というセリフを「エグザクトリィ(exactly)!」と言い換えた。本番が進むにつれて「エグザクトリィ!」は増殖したが、細川は1か所だけ気になるところを指摘したという。

〈──舞台本番中。未來は支度部屋にいる。部屋には約4人の床山さん(カツラを結う職人)がいる。

コメント 0

SNSでNEWSポストセブンをフォロー

  • LINE:友だちに追加
  • facebook:フォローする
  • twitter:フォローする

関連記事

トピックス