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2018.11.20 16:00  週刊ポスト

カリスマ演劇P・細川展裕氏 演劇通じて雇用生み出す仕事術

演劇プロデューサーの細川展裕氏

 俳優陣とスタッフの総称を、映画ではよく監督の名字をとって「〇〇組」と呼ぶ。一方、演劇では「カンパニー」と称される。

 映画のエンディングロールで最後に出てくるのは監督であるのに対し、演劇のチラシやパンフで、カンパニーの最後にクレジットされるのは制作者(プロデューサー)の名前だ。芝居をつくる「共同体」の総責任者である。

 劇団☆新感線のプロデューサー・細川展裕は11月9日、初日を迎えた『メタルマクベス』disc3の劇場前に立ち、関係者を出迎えていた。どの公演でも時間があれば劇場で観客を出迎えるのは長年の習慣だ。

 演劇プロデューサーの仕事は、キャスティング(配役)と制作費の管理が主な仕事だ。細川が制作プロデューサーを務める『メタルマクベス』disc3の稽古場で、出演俳優陣のひとりであるベテラン俳優のラサール石井に尋ねると、

「金勘定をするプロデューサーって、普通は『生活感のある主婦』みたいな雰囲気があるもんだけど、細川さんはふわっとしていて人に苦労を見せないんだよね。どんなスター俳優が来ても、ぜんぜん媚びずにしゃべるし。(大橋)巨泉さんみたいな人だね。相手が誰でもスッと懐に入って、フランクに話ができる人」

 と話してくれた。どうやら、細川は普通の演劇プロデューサーとは少し違うらしい。

 劇団☆新感線の看板俳優・古田新太によると、他の劇団の飲み会にちょっとした隙間があればウナギのようにニョロニョロと潜り込んで交友関係を広げ、自分がプロデュースする芝居に俳優を招くのだという。その様を見て古田は細川を「ウナギ」とか「ニョロ」と呼ぶようになった。

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