細川「未來、あそこはさぁ」
未來「なんっすか?」
細川「流れからいって、パーハプス(perhaps)かメイビー(maybe)じゃないか?」
未來「みんな、わかる?」(床山さんに尋ねる)
床山「……」
未來「ほら、難しい英語はダメでしょ」
細川「そうかなぁ、そのくらいいけると思うけど」
未來「ていうか、その話、いま必要ですか?」
細川「悪い、悪い」
未來「とにかく、やってきますわ」
未來はちょっとイラっとして、そのシーンに向かいました。
私は「ま、たしかにな、終わってからにするか」と、楽屋のモニターで観ていました。そして耳に飛び込んできたセリフは……。
「多分、エグザクトリィ!」
客席は、少し沸いていたようです。
(中略)
裏に戻ってきた未來は、右手の親指を立ててニヤリとサインを送ってきたので、私は「ま、良かったんじゃないの」と声には出さず、サインを送り返しました〉