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中国の世界最長の海上大橋建設でピンクイルカが危機に

 大橋全体は6車道の高速道路基準に従い建設され、制限時速は100km。開通後、香港から珠海への車による移動時間は、現在の3時間強から30数分に短縮される。

 大橋にはピンクイルカを鑑賞できる海上展望台が設置されているが、明報は「肝心のピンクイルカが減少しているのでは、展望台を作っても意味がない」との市民の声を報じている。

 さらに、中国香港特別行政区政府は大橋の起点となる大嶼(ランタオ)島に1000ha余りの人工島を建設し「東ランタオメトロポリス」と称するニュータウンを開発する計画を発表。香港島のセントラル地区と九龍地区の東九龍に次ぐ核心商業区としてインフラや公共住宅、観光・レジャー施設を建設、数十万人が居住できるようにする。

 しかし、このプロジェクトが着工すれば、自然破壊が進み、ピンクイルカもさらなる危機に瀕することが考えられるだけに、最近、香港住民による反対運動が激化している。

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