吉川晃司扮する「財前部長」
●「会社を信じ、頭を下げてまわる営業マンがいて、成功を信じ決して妥協しない技術者がいて、そんな社員を信じ、夢見ることをやめない社長がいた」(第4話・殿村)
佃製作所の経理部長・殿村直弘(立川談春、52)は農家を継ぐ意志を佃に告げた。共に会社を守り抜いた思い出を振り返る殿村に、佃は「今度は俺に背中を押させてくれ」と涙ながらに送り出した。
●「ものづくりにかける姿勢と情熱を、ただ信じただけです」(第5話・財前)
かつて、完全内製化の方針を捨ててまで、佃製作所からの部品供給を受け入れた帝国重工の宇宙航空部部長・財前道生(吉川晃司、53)。社長の藤間秀樹(杉良太郎、74)から、佃製作所を信頼する理由を問われ、返した一言。
財前は、農業再生のため、田植えや収穫を行なう無人農業ロボットの開発という新規事業に着手する。クライマックスに向け、この先も手に汗握る展開が続く。佃たちの挑戦、そしてさらなる名台詞が楽しみだ。
※週刊ポスト2018年11月30日号