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2018.11.27 11:00  週刊ポスト

ソフトバンクはフル活用で日本一に 進化するデータ野球の今

フィールド全体の映像を解析し、守備・走塁動作をデータ化

「野球は数字のスポーツ」の言葉があるように、野球とデータは切っても切れない関係にある。その動きは2010年代に入り、急激に進化している。

 データ野球の本場メジャーリーグで、近年のデータに関する大きな出来事といえば、2011年に公開された映画『マネーボール』の題材にもなった「セイバーメトリクス」の台頭だろう。打者なら打率や本塁打数、投手なら勝利数や防御率だけで判断してきた選手の能力を、それ以外の客観的な指標で評価して隠れた実力者をあぶり出し、チーム編成に生かす方法だ。

 そうした考え方はプレーを測定する機材の発達により、さらに加速する。代表例が「トラックマン」と呼ばれる弾道測定器の登場だ。2013年頃から本格的に導入された軍事技術を用いた仕組みで、ボールの動きを三次元的にトラッキング(追跡)。球速はもちろん、回転数や回転軸の向き、リリースポイントの位置や変化量、さらに打球の速度や角度、飛距離なども計測できるようになった。

 こうした高性能機材で計測されたデータはどんどん蓄積されてビッグデータとなり、戦術にも変化をもたらす。極端な守備シフトを採用し、20年連続負け越しの弱小球団から脱却したピッツバーグ・パイレーツはその成功例だろう。

 近年では、「トラキャブ」という映像データを基に選手の動きを解析するシステムも登場した。メジャーではこのトラキャブの機能とトラックマンの機能を合わせた「スタッドキャスト」と呼ばれるシステムが、全30球団の本拠地に導入されている。

 こうしたデータ野球の波は日本球界にも押し寄せている。その最先端を走るのが福岡ソフトバンクホークスだ。IT企業のライブリッツ株式会社と提携し、ヤフオクドームで測定したトラックマンデータなどの解析を行なっている。

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