その後、『ハッとして!Good』『恋=Do!』『ピエロ』『シャワーな気分』『原宿キッス』というシングルメドレーで大いに盛り上がる。その勢いのまま終盤に突入すると、『ごめんよ涙』でさらなる興奮を呼び、『顔に書いた恋愛小説』では「トシちゃ~~ん!!」というファンの叫び声が場内にこだました。
アンコールで、田原とファンが一緒にタオルを振り回す『LOVE & DREAM』が始まると、そのお約束を知らない観客も自らのハンカチを取り出して、手を回していた。
開演当初、いまひとつ反応の薄かった観客を、自分の力で振り向かせた田原俊彦。歌と踊りだけでなく、しゃべりやステージ演出でも楽しませる。サービス精神溢れるエンターテイナーぶりを見せつけた2時間だった。