上場企業「役員報酬」ランキング 1~20位

 同社で1億円以上の報酬を得ているのは9人。比較されることの多いパナソニックは4人で、“社風”の違いが浮かび上がる。

 平井氏に続くのは、海外から招聘された“外国人プロ経営者”たち。特にソフトバンクグループは、ロナルド・フィッシャー副会長(71)、マルセロ・クラウレ副社長(47)、ラジーブ・ミスラ副社長(69)の3人合わせて46億3100万円。同社はトップ100に5人、全体で6人の「1億円超プレーヤー」が名を連ねるが、唯一100位圏外(402位)なのが孫正義・会長兼社長(61)で1億3700万円だった。

 逮捕劇に揺れる日産では、18位のゴーン容疑者と、37位の西川廣人・社長(65)の2人がランクイン。同社では1億超えもこの2人のみだ。会見でゴーン容疑者の不正疑惑を詳らかにした西川社長の報酬は4億9900万円。公表されている数字では、ゴーン容疑者とは約2億5000万円差で、“独裁者”と“権限のない社長”の違いとしては意外に小さくも感じられる。

 かたや、ライバル社にあたるトヨタ自動車は、全体で5人。豊田章男・社長(62)は3億8000万円で52位と、日産の西川氏より少ない。前述したソフトバンクの孫氏と同様、豊田氏よりも、同社初の外国人副社長となったディディエ・ルロワ氏(60)のほうが多く報酬を得ている。ルロワ氏は10億2600万円で、豊田氏の約3倍だ。

「欧米では報酬こそが能力の評価です。グローバル化が進む中で、海外の優秀な人材を経営陣に据えるには、欧米の水準に負けない高い報酬が求められる」(同前)

 トップ100で唯一の女性が、日本マクドナルドのサラ・カサノバ社長(53)だ。2014年の期限切れ鶏肉使用疑惑や、翌年の異物混入が影響して売り上げが大きく落ち込み、日本撤退も噂された状況からV字回復させた手腕が評価されたのか、6億3200万円で22位に名を連ねた。

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