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2018.12.04 16:00  週刊ポスト

テレビ通販 通販市場全体の1%以下なのに被害相談は約半数

「最近の傾向としては、筋トレやダイエットを目的に電気的な刺激を筋肉に与えるEMS器具による火傷や、下半身など足腰を鍛えるための健康補助器具などによる事故相談が増えている。年齢的に見ると、相談者は50~60代が圧倒的に多い」

 通販市場は国内で数少ない“成長産業”であり、2018年にはその市場規模は10兆円に達した(富士経済調べ)。ただ、圧倒的に伸びているのはEC(電子取引)で、テレビ通販の市場規模は数百億円にすぎない。割合でいえば通販市場全体の1%以下であるにもかかわらず、被害相談はテレビ通販が約半数を占めるという現象が起きているのだ。

「ネット通販にはない、テレビショッピング特有の落とし穴がある」と指摘するのは、消費生活相談員で行政書士の遠山桂氏だ。

「テレビ通販では、番組中に注意事項が表記しきれないことが多い。番組の放送内容だけを見て、取扱説明書などをよく見なかったりすることで、事故が起こりやすくなる。通販番組側も、数秒間ですが『続きはウェブサイトで』と流すなど、詳しい情報を消費者が集められるよう促す動きが進んでいますから、そこを見逃さないように注意したほうがいい。少しでも疑問に思うことがあったら、販売会社へ直接電話して聞いてみることも重要です」

※週刊ポスト2018年12月14日号

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