「西洋美術史上、大変重要な画家です。自身が殺人を犯すなど劇的な人生を送った彼の絵には、従来の宗教画にはない迫真性とドラマティックな明暗効果があり、スペインのベラスケスやオランダのレンブラントなど、のちの大家に大きな影響を与えました。特に日本初公開となる『病めるバッカス』『ゴリアテの首を持つダヴィデ』『ホロフェルネスの首を斬るユディト』は必見です」(美術ライターの佐藤晃子さん)
2019年は日本とオーストリアの外交開始から150周年を迎えるため、ウィーン関連の展覧会も目白押し。
「とりわけ注目は、オーストリアを代表する画家グスタフ・クリムトの作品を集めた『クリムト展』(4月23日~東京都美術館)。目玉は旧約聖書外典に登場する美しい未亡人を描いた『ユディトI』で“よく貸してくれたな”と思うほど世界的に高名な作品です」(佐藤さん)
テーマパークも変わる。3月には埼玉に『ムーミンバレーパーク』が開業、夏には東京ディズニーシーに新規アトラクションが登場する。秋には東京・渋谷に新・複合ビル「渋谷スクランブルスクエア」「渋谷フクラス」もお目見えするから要チェックだ。
※女性セブン2019年1月17・24日号