天気の子一覧

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女優・森七菜の逸材ぶりに絶賛の声「10代のリアリズム体現」
女優・森七菜の逸材ぶりに絶賛の声「10代のリアリズム体現」
 放送中のドラマ『この恋あたためますか』(TBS系、毎週火曜22時〜)が好評だ。同作は、夢破れたコンビニのアルバイト店員と、業界最下位のコンビニチェーン社長の恋物語。ラブコメの王道を行く味わいで、同じTBS火曜ドラマ枠で今年1月期に放送されたヒットドラマ『恋はつづくよどこまでも』を思い出す視聴者も多いようだ。Twitter上では、「『恋つづ』並に『恋あた』もキュンキュンする」といった声が上がっている。 コンビニチェーン社長役の中村倫也の相手役としてヒロインに抜てきされたのは、弱冠19歳の森七菜。本作をきっかけに彼女を知った視聴者も多いようだが、かねてより“女優・森七菜”を知る人間にとっては、今回の連ドラ初主演は「ようやくか」と感じる出来事かもしれない。 森は、デビュー間もない15歳のとき、『愛のむきだし』や『冷たい熱帯魚』などの映画作品で知られる鬼才・園子温監督のオリジナルドラマ『東京ヴァンパイアホテル』(Amazonプライム・ビデオ)への出演を果たしている。園監督といえば、満島ひかり、二階堂ふみ、真野恵里菜といった女優たちを見出したことで有名だ。もしかすると目ざとい映画ファンは、その時点で森七菜という存在に気付いていたかもしれない。 彼女の名前が一躍世間に広まったのは、なんといっても2019年に公開された新海誠監督の『天気の子』だろう。2000人以上が応募したオーディションを経て、見事、ヒロイン・天野陽菜役の声優の座をつかんだ。新海監督は、同映画の制作発表会見で、「年齢や立ち振る舞いも含めて、陽菜だと思いました。それに、どこか遠いというか、ホーリー(聖なる)な感じがする。不思議な印象ですね」と森を評している。 また、今年1月公開の映画『ラストレター』(岩井俊二監督)では、松たか子が演じる主人公・遠野裕里の娘と、裕里自身の少女時代との一人二役に挑戦したことに加え、主題歌『カエルノウタ』の歌唱も担当した。岩井監督は、「つい最近まで大分の学生さんだったので、『大丈夫かな?』と心配もしましたが、現場で全く物怖じもせず、アドリブまでかましていた。自由奔放にやられていたので、『すごい逸材だ!』と思いました」と完成披露試写会で語っていた。“若手女優マニア”と呼ばれる映画ブロガーのCDB氏は、『ラストレター』での森の演技がとくに印象に残っているらしい。「森七菜さんと広瀬すずさんが姉妹を演じた『ラストレター』では、ふたりの演技がはっきり違いました。森七菜さんはあえて声を張らないこもった演技で、彼女が思う“10代のリアリズム”を目指している印象でした。姉役の広瀬さんはじめ錚々たる共演者とはリズムの違う演技で、普通、新人女優が先輩の前でこんなチャレンジをするのは勇気がいることです。 でも森七菜さんはインタビューで、『私は昔から広瀬すずさんのファンで彼女を信頼していて、お芝居のときは遠慮なしでぶつかる以心伝心があった気がしました』と語っており、彼女の思い切った演技を受け止めた広瀬さんも、森さんのことを高く評価したと聞きます。『天気の子』の陽菜役ではアニメ的に声を張った演技もしていますが、実写作品では意識して“森七菜流リアリズム”の演技を目指しているのだと思います。先輩俳優に加えて、岩井俊二や新海誠など彼女の実力を認める名監督も日ごとに増え、公開中の映画『青くて痛くて脆い』や放送中の『恋あた』でもまた少しずつ違う変化を見せている。強いハートを持った、将来が楽しみな女優です」 自身の考えるリアリズムを追求し、女優としての大器を感じさせる森。連ドラ初主演は、彼女の快進撃の第一歩に過ぎないのかもしれない。●取材・文/原田イチボ(HEW)
2020.11.01 16:00
NEWSポストセブン
森七菜は2016年にスカウトされ、活動を開始
森七菜の魅力「歴代の女優がオーバーラップする」稀有な存在
 映画『天気の子』ヒロイン役を勝ち取り、映画『ラストレター』では主要キャストを固め、NHK連続テレビ小説『エール』でヒロインの妹・関内梅を演じて朝ドラ初出演するなど、いま最も注目されている新進気鋭の女優・森七菜(18)が、8月に初の写真集『Peace』を出版する。 森は2016年に地元・大分でスカウトされて活動を始め、ドラマ『3年A組─今から、皆さんは人質です─』(日本テレビ系)など話題作へ次々と出演。昨年は『日経トレンディ』誌の「2020年 来年の顔」にも選出され、若手実力派として頭角を現わしている。 彼女が脚光を浴びたのは、2019年公開の映画『天気の子』。2000人以上のオーディション参加者からヒロイン・陽菜役を勝ち取った森について、新海誠監督は、「僕の台詞って、言い方ひとつで全部変わっちゃうんですよ。演じ方は色々あり得ると思うんですけど、“七菜ちゃんの言い方がきっと陽菜の感情なんだろうなぁ”って思えたんです。あの言い方は七菜ちゃんにしかできない」(『ダ・ヴィンチ』2019年9月号)と、起用理由を明かしている。 今年1月に公開された映画『ラストレター』でもオーディションで主要キャストに抜擢。岩井俊二監督は森の魅力をこう語っている。「参考資料となる映像を見た時点で決まりというか、即“この子がいい!”という感じでしたね。森七菜ちゃんはいろんなものを持たされているなというのが第一印象でした。歴代のいろんな女優さんの顔がオーバーラップしてくるような、そういう意味で恵まれている子だなと思います」(『キネマ旬報』20年2月1日号) 同作では主題歌で歌手デビューも果たし、豊かな表現力で惹きつけた。春から出演する「オロナミンCドリンク」CMでも歌声を披露。歌唱が心に刺さると熱い反響が寄せられている。「ピュアな元気さと透明感、どこか切ない歌声は人々の心をキュンと動かす力があると感じます」(大塚製薬) 現在はNHK朝ドラ『エール』に出演中。「お芝居をする人」になる夢を一途に追い求めてきたという森がこの先どんな成長をしていくのか、期待が膨らむ。【プロフィール】もり・なな/2001年8月31日、大分県出身。2019年7月に公開された映画『天気の子』のヒロイン・天野陽菜役に抜擢され注目を浴びる。他にも数多くの映画、ドラマに出演。ファースト写真集『Peace』(ギャンビット刊)は8月31日発売。※週刊ポスト2020年7月31日・8月7日号
2020.07.31 16:00
週刊ポスト
清原果耶、浜辺美波、富田望生… 今をときめくU-25女優8人
清原果耶、浜辺美波、富田望生… 今をときめくU-25女優8人
 新型コロナウイルスによる影響で放送を見合わせていた新ドラマが続々と放送され始めている。そんな新ドラマや、次期放送予定のドラマで注目されているのが、若手女優たちだ。すでに大活躍しているU-25女優を紹介する。◆清原果耶(かや・18才)2015年『あさが来た』(NHK連続テレビ小説)で女優デビュー。2019年に山田孝之がプロデュースした映画『デイアンドナイト』のヒロイン役に抜擢。オーディションでは、清原の演技に山田は喜びのあまり涙したとか。京王電鉄のCMではギターを手に透明感ある歌声で、名曲「雨にぬれても」を披露。女優として貫禄あふれる演技力はもはや別格!?◆浜辺美波(19才) 長澤まさみを輩出した東宝シンデレラオーディションで2011年にニュージェネレーション賞を受賞し芸能界入り。2017年にベストセラー小説の実写化映画『君の膵臓をたべたい』で、膵臓病を患う主人公を演じ、涙ぐみながらも微笑む姿に心打たれた人も多い。夏放送予定の新ドラマ『私たちはどうかしている』(日本テレビ系)では横浜流星とW主演が決まっている。◆富田望生(みう・20才) ポップな衣装に身を包み、気持ちのいい食べっぷりを見せた『美食探偵 明智五郎』(日本テレビ系)で桃子を演じた富田。映画『ソロモンの偽証』(2015年)に出演し、役作りのため15kg太ったという努力家。話題を呼んだドラマ『3年A組 -今から皆さんは、人質です-』(日本テレビ系)の出演や、連続テレビ小説『なつぞら』(NHK)で主人公の親友役を演じ、確かな演技力で唯一無二の存在感を弱冠ハタチにして確立している。『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)で木曜レギュラーに加わるなど今後バラエティーでの活躍も期待!◆小芝風花(23才) 最終回を迎えた『美食探偵 明智五郎』(日本テレビ系)の苺役で迫真の告白シーンを見せ話題となった小芝。2011年に『ガールズオーディション2011』でグランプリを受賞し芸能界入り。映画『魔女の宅急便』(2014年)で主役・キキを演じて、ブルーリボン賞新人賞などを受賞し一躍話題に。連続ドラマ初主演の『トクサツガガガ』(NHK)では特撮ヒーロー好きの個性的なキャラクターを演じるなど、シリアスからコミカルまで幅広い役をこなす注目株!◆堀田真由(22才) 2015年にドラマ『テミスの求刑』(WOWOW)で仲里依紗(30)の妹役として女優デビュー。社会現象にもなったドラマ『恋はつづくよどこまでも』(TBS系)や連続テレビ小説『エール』(NHK)など話題作に多数出演。雑誌『non-no』専属モデルも務めるなど、同性からの支持も高い。“美少女タレントの登竜門”ともいわれる『ゼクシィ』CMガールに今年抜擢され、可憐なウエディング姿を披露し話題に。◆森七菜(18才) 新海誠監督のアニメーション映画『天気の子』で約2000人の中からオーディションを勝ち抜きヒロイン役として注目された森。映画『ラストレター』では広瀬すず(22)の妹役で出演し、主題歌も務め歌手デビューを果たす。『オロナミンC』のCMキャラクタ―に起用され、10代らしい若さ弾ける姿にパワーをもらえたという人続々。◆吉川愛(20才) 5才でドリンク飲料のCMに出演。ドラマ『山田太郎ものがたり』(TBS系)に出演するなど子役として活躍するも、学業を優先するため2016年に引退。翌年、ドラマ『愛してたって、秘密はある。』(日本テレビ系)で復帰し、“恋つづ”で優等生ナース役を好演。子役時代からの演技力の高さにさらに磨きをかけた吉川の活躍から目が離せない!◆白石聖(21才) 高校生の頃、原宿の竹下通りでスカウトされ芸能界入りしたシンデレラガール。ドラマ『絶対正義』(フジテレビ系)の怪演が話題に。ドラマ『だから私は推しました』(NHK)では、自分に自信を持てない地下アイドルを演じ、役の幅広さと存在感を発揮した。スキンケアブランド『キュレル』(花王)のCMでは、透明感のある美肌も披露。撮影/浅野剛、平野哲郎、矢口和也※女性セブン2020年7月16日号
2020.07.07 07:00
女性セブン
菅田将暉は紅白に初出場だった
菅田将暉、実弟も紅白に出場していた 菅田家の成功哲学
 昨年大晦日の『第70回NHK紅白歌合戦』(NHK)に初出場し、米津玄師が作詞、作曲、プロデュースを手掛けた『まちがいさがし』を歌い上げた菅田将暉(26才)。その現場には、実の弟もいたという──。「わが家からは長男の将暉だけでなく、次男(23才)も紅白に初出場したんですよ!」 そう明かすのは、菅田将暉の父で経営コンサルタントの菅生新(すごうあらた)さん(60才)だ。「放送後、『まちがいさがし』のダウンロードが急増し、オリコンのデジタルシングルランキングで通算5度目の1位を記録。菅田の歌声が視聴者の心に響いた何よりの証でしょう」(音楽関係者) 初出場とは思えない堂々としたステージを披露したが、実は、弟も“紅白デビュー”していたという。「次男は、RADWIMPSの『天気の子 紅白スペシャル』内の『グランドエスケープ』でバックコーラスとして出場したんです。正直、歌唱力は将暉も認めるほどですよ(笑い)」(新さん) 大阪出身の菅田は、3人兄弟の長男。デビューのきっかけは、イケメン俳優への登竜門として知られる『ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト』だが、大学2年生で20才の三男も、かつてこのコンテストに出場したこともある有望株だという。 そして今回、紅白に出場した次男は、大学時代にアカペラグループに所属し、学生アカペラ全国大会で2年連続優勝した実績を持つ。その実力が評価され、出場につながったそうだ。「昨年大学を卒業して企業に就職しています。営業マンとして全国各地を飛び回っていますが、今もアカペラグループで活動しています。将暉の紅白出場決定直後に次男の出場も決まり、家族全員で驚きました」(新さん) 当日、菅田の両親は自宅のテレビの前で、2人の息子の晴れ舞台を見守ったという。本番では、偶然にも菅田の直前が次男の出番だった。「何かと接点があったようで、リハーサルの時から兄弟で声をかけあったりしていたそうです。将暉は今までに経験したことがないほど緊張したようですが、近くに弟がいたことで心強かったみたいです」(新さん) スーパー3兄弟を育てた新さんによれば、「わが家に伝わる成功哲学は、“何ごとにも挑戦していくと自分の道が開ける”」とのこと。芸能界の三本の矢となる日も近い!?※女性セブン2020年1月30日号
2020.01.15 16:00
女性セブン
な森七菜
森七菜、巨大カレンダーに「自分より大きいかも…」
 映画『天気の子』のヒロイン・天野陽菜の声を担当し、NHK連続テレビ小説『エール』への出演が決まった女優の森七菜が、カレンダー発売記念イベントに登場した。 今回の初カレンダーはB2サイズ(515 × 728mm)という巨大なもののため、「思ったより大きくてびっくりしました。自分より大きいかもしれません。みんな飾ってくれるのかな?」と、戸惑しつつも笑顔を見せた。撮影/平野哲郎
2020.01.09 16:00
NEWSポストセブン
「天気の子」の劇中カット (C)2019「天気の子」製作委員会
アニメや漫画原作が強い2019年映画界 音楽は今年も米津
 元号が変わり、節目の1年となった2019年。エンタメ業界では、どんな作品がヒットしたのだろうか。「2019年はいつもに増してアニメやコミックが原作の映画が多く、興行収入100億円超えが続出の当たり年。楽曲のすばらしい作品、応援上映や特殊効果に対応した作品が多かったのが特徴です」 こう振り返るのはトレンドウォッチャーのくどうみやこさんだ。 映画興行収入ランキング(興行通信社調べ。2019年正月映画から11月公開までの作品が対象。興収値は推定値で、見込み成績含む)は以下の通りだ。第1位『天気の子』(140.2億円)第2位『アラジン』(121.5億円)第3位『トイ・ストーリー4』(100.8億円)第4位『名探偵コナン 紺青の拳』(93.1億円)第5位『ライオン・キング』(66.6億円)第6位『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』(66億円)第7位『アベンジャーズ/エンドゲーム』(61.2億円)第8位『アナと雪の女王2』(60.2億円)第9位『キングダム』(57億円)第10位『劇場版 ONE PIECE STAMPEDE』(55.3億円) 映画館では静かに見るのが常識だったが、応援上映の回は声出しOK。ライブのように声援を飛ばして映画を楽しめる。『名探偵コナン』や『アナ雪2』、さらには『天気の子』でも大合唱上映が行われた。 また、「4DX」に対応している映画館では、水・風・香りの演出とともに、映像に合わせてシートが動き、3面スクリーンで視野270度楽しめるという。「2019年は『アラジン』をはじめ4DXに対応していた作品が多く、アトラクションのように楽しめました。Netflixなど映像ストリーミングサービスが増えている中、一方で映画館ならではの一体感やライブ感などを見出せる作品がウケたといえます」(くどうさん)◆2018年の名曲がロングヒット 2019年の音楽ランキングは以下の通りだ。【邦楽シングルCD売上】(タワーレコ―ド全店総合シングルチャートより。集計期間は2019年1月1日~11月30日)第1位 嵐『BRAVE』第2位 乃木坂46『Sing Out!』第3位 欅坂46『黒い羊』第4位 King & Prince『君を待ってる』第5位 King & Prince『koi-wazurai』【楽曲ダウンロード】(レコチョク調べ。集計期間は2018年12月1日~2019年11月30日)第1位 米津玄師『Lemon』第2位 米津玄師『馬と鹿』第3位 あいみょん『マリーゴールド』第4位 菅田将暉『まちがいさがし』第5位 back number『HAPPY BIRTHDAY』【カラオケ】(第一興商 通信カラオケDAM調べ。集計期間は2019年1月1日~12月7日)第1位 米津玄師『Lemon』第2位 あいみょん『マリーゴールド』第3位 菅田将暉『さよならエレジー』第4位 中島みゆき『糸』第5位 Official髭男dism『Pretender』「楽曲ダウンロード」「カラオケ」の1位は、ともに米津玄師の『Lemon』。実はこれ、2018年の作品だ。「2019年を代表するようなメガヒットはなかった」と語るのは世代・トレンド評論家の牛窪恵さんだ。時代の節目のヒット曲には法則があると牛窪さんは言う。「メッセージ性の強い曲は、新たな時代を迎える時に流行りやすいのです。バブルがはじけた頃には応援歌のような『負けないで』(1993年、ZARD)、世紀が変わった時には『花火』『カブトムシ』(1999年、ともにaiko)など女性の心情を綴る歌がそれぞれ流行りました。 2019年でいうと、米津玄師、あいみょん、菅田将暉の楽曲がそれにあたり、聴く人の心に強く共鳴します。また、偶然ではない出会いを歌った中島みゆきの『糸』がランクインしたのにも、時代の節目を感じます」(牛窪さん・以下同) 一方、「シングルCD売り上げ」では、ランキングの様相がガラリと変わる。「嵐は2020年に活動を休止するため、1曲1曲がファンにとっては宝物です。King & Princeは、80年代のアイドルのようなキラキラ感を打ち出して人気に。どちらのグループも支持する年齢層が広いことが共通点です」 CD購入が当たり前の世代にもファンが多いのが強みといえそうだ。※女性セブン2020年1月2・9日号
2019.12.29 07:00
女性セブン
水害にあった武蔵小杉(時事通信フォト)
世界的上昇の平均気温、100年で3℃上昇 台風直撃にも影響
「あえて申し上げるなら合意なき決定だ」。11月1日、来年の東京五輪のマラソン・競歩が札幌で開催されることが決まり、こう声を震わせたのは東京都の小池百合子知事(67才)。突然の開催地変更に批判が集まる一方、「今年の夏は日中に外出できないほど暑かったから仕方がない」「東京で炎天下の中、走ったら死人が出る」と擁護する声も少なくない。 たしかに、ここ数年の8月は最高気温が35℃を超える日が続き、熱中症による搬送者も増加。2018年には過去最高人数を記録している。 それだけではない。「殺人猛暑」が収まったあとも、豪雨に洪水、台風と自然災害が続発している。気象予報士の森田正光さんが指摘する。「昔は異常気象といっても30年に1度くらいのスパンでごく短期間、偶発的に発生するものでした。しかし今は10年に1度どころか、下手すれば毎年のように起きています。先日の台風19号も“今世紀最大”といわれましたが、これから先はこのレベルの台風が頻繁に発生することも充分に考えられます」 降りやまない雨や台風が多発する中で暮らす日本人を描いた映画『天気の子』(新海誠監督)が大ヒット中だが、このまま異常気象が続いたら、絵空事ではなくなってしまう。一体今、日本列島に何が起きているのか──。◆100年で気温が3℃上がる 平均気温の上昇は世界的な現象だ。世界気象機関(WMO)によれば2014年から2019年までの世界の5年平均気温は観測史上最も高くなった。 要因とされるのは、石炭や石油といった化石燃料を燃やした時に発生する二酸化炭素(CO2)だ。CO2の排出量は過去最高を記録し、9月に米ニューヨークで開かれた国連気候行動サミットでは、スウェーデン出身の16才の環境活動家グレタ・トゥンベリさんが「裏切るなら絶対に許さない!」と先進各国に強い口調でCO2削減を迫り、大きな話題となった。 森田さんは「このままでは、地球の温度が100年で3℃ほど上がるかもしれません」と警鐘を鳴らす。「空気の温度が上がるとそれを海水が吸収して、水温も上がり、相乗効果で地球全体の温度が上がります。今の地球はあらゆるところに熱エネルギーがこもっているイメージです。特に高層ビルが立ち並ぶ東京では地表面に熱が蓄積される『ヒートアイランド現象』も発生し、さらに高い気温が維持されます」 気温の上昇がもたらす大きな災いの1つが台風だ。「台風は海面の水蒸気をエネルギーにして発達します。温暖化の影響で海水の温度が高くなるほど水蒸気の蒸発が盛んになり、台風が大きく強くなるのです」(森田さん) ひと昔前なら台風が発生しても、日本に来る前に消滅するパターンが多かったが、最近は、あれよあれよという間に上陸し、猛威を振るっている。 自然災害に詳しい武蔵野学院大学特任教授の島村英紀さんが指摘する。「台風は赤道付近で発生して北上し、通過する海水面が26℃以下なら勢いが減衰します。ところが今は温暖化で海水面が27℃以上になっていることが多く、台風が勢力を維持したまま日本列島に接近するようになりました。加えて以前は首都圏を直撃するケースは少なかったですが、温暖化で高気圧の前線がずれて東京に接近することも増えた。今年9月の台風15号が千葉県の東側を抜けていったのもそのせいで、“台風の東側は雨風が強い”との法則通り、房総半島を中心に大きな被害をもたらしました」 台風を伴わない豪雨や洪水の影響も深刻だ。気温が上昇して海面の温度が高くなると、海面からの蒸発が盛んになり、大気中に大量の水蒸気が供給される。この水蒸気をたっぷり含んだ雲が近づくと前線の活動が活発化する。実際、気象庁の調査によれば2019年10月の降水量は平年の2倍を記録している。「日本では50年に1度、1時間に60mmの雨が降ることを前提にして治水対策やダム、堤防を準備してきましたが、近年はその前提を上回る降雨が続発しています。気象がこのように“凶暴化”する時代に50年に1度の想定では甘いかもしれません」(島村さん) 世界的な異常気象を生むもう1つの要因は、上空を西から東へ吹く偏西風だ。「偏西風は地球をぐるぐると回って暖気や寒気を運び、地域に季節の変化をもたらします。ところが温暖化で偏西風の動き方が変わったことで、暖気や寒気の流れが変化し、局所的に極端な豪雨や猛暑などをもたらすようになった」(森田さん) 今年6月にフランス南部で45.9℃をマークするなど、ヨーロッパを襲った記録的な熱波も、偏西風の動きが変わり、アフリカ大陸からヨーロッパに熱い空気が大量に流れ込んだためといわれる。※女性セブン2019年11月28日号
2019.11.15 07:00
女性セブン
台風19号は各地に甚大な被害をもたらした(写真/共同通信社)
台風の「大きい」と「強い」 天気と天候、意味の違いは?
 新聞やニュース番組でよく見聞きする言葉。街中で目にする看板の文字。ふだん、あまり深く考えずにわかったつもりでいることが多いかもしれない。でも、しかし、そこには明確な“違い”があるのだ。◆台風の「大きい」と「強い」の違い 9月上旬、千葉県内に大規模な被害をもたらした台風15号。長期停電やその復旧プロセスなど、今後の大きな課題が山積みとなったことはいうまでもない。 そして10月12日に伊豆半島に上陸した台風19号は75人が死亡、13人が行方不明(10月16日現在)という甚大な被害をもたらした。 台風接近時にニュースで耳にする、「大きい」台風と「強い」台風。コレ、混同している人も多いようだが意味合いは全く違う。気象庁に聞いてみた。「『大きい』台風というのは最大風速が15km以上の風が吹く強風域の範囲によります。半径500km以上800km未満に達するもの。それらを『大きい』『大型』の台風といっています。 一方、『強さ』というのは台風の中心付近の最大風速に段階をもうけ、そこで『強い』『弱い』と区分けします。例えば15号の場合、風の吹いている範囲が狭い『小さい』台風でしたが、風は『強い』台風でした。時には『大きい』台風でも風があまり強まらないこともあります」(気象庁・お天気相談室)◆『天気』と『天候』 新海誠監督の最新作『天気の子』(全国東宝系で公開中)が、公開75日間で観客動員1000万人、興行収入133億円を突破。前作『君の名は。』に続く大ヒット記録を更新中だ。さて、「天気」といえば、「天候」との違いはあるのだろうか?「『天気』は気温や湿度、風、雲量など気象に関する要素の大気の状態をさします。一方の『天候』は、天気より長い時間の概念で使う言葉。5日~1か月程度の平均的な天気の状態を表す時に使います」(前出・気象庁・お天気相談室) つまり、「今日のお天気は」とは言うが、「先月のお天気は」とは言わず、「先月の天候は」と言うのが正しい。※女性セブン2019年10月31日号
2019.10.17 16:00
女性セブン
この時、聞こえる音は何と表現する?
シュー? ゴー? 新幹線の走る音を言葉で表現しにくい理由
 電車が走る音を言葉で表現すれば、「ガタンゴトン」だろう。では、新幹線の走る音は何と表現するべきか。うまく言い表せない理由を、早稲田大学鉄道研究会が考察する。 * * * 東京のガード下では、電車が走ると話すこともままならない程うるさくなる。電話の途中だろうが、恋人と話していようが、あるいは重要な商談の最中だろうが、ガードの近くにいたならば電車が通るたびに会話は遮断される。 また、電車の車内ではガタンゴトンという線路の音や床下からモーターの唸る音が聞こえてくる。では、同じ電車でも新幹線はどうだろう。「新幹線の走る音」と聞いて、あなたはイメージできるだろうか。ガタンゴトン? シュー? うまく想像できないのではないだろうか。 今回は在来線と新幹線を音の面から比較したい。まずは在来線についてだが、実は在来線の騒音については法的規制がない。極論を言えば、ジェットエンジンを積んだ車両が住宅街の中の線路を走ることも可能なのだ。 しかし、法的規制がないとはいっても環境省の指針はある。その指針を要約すると、新設の在来鉄道(新線)に関しては〈昼間(7~22時)については60dB以下、夜間(22時~翌日7時)については55dB以下〉、大規模改良線に関しては〈騒音レベルを改良前より改善すること〉となっている。 この指針に法的強制力はなく、あくまで目安ではあるが、小田急電鉄が近隣住民に騒音被害訴訟を起こされた際、東京地裁はこの指針を参考にしたうえで明確な基準を策定し、被害を認定した。これにより在来線も、法的規制がないとはいえ、騒音対策を迫られるようになったのだ。最近の例としては上野東京ラインが挙げられる。上野東京ラインは線路の両側面を高い壁で囲まれている。これは防音壁であり、騒音対策の“目に見える”設備だ。 それでは、最近では在来線といえども騒音被害が裁判所で認められているのに、ガード下はなぜうるさいのか。まずは法的側面から見てみよう。端的に言うと、先の指針はすでに建設された路線に関しては適用されないからだ。東京のうるさいガードの上を走るのは、中央線や山手線、京浜東北線である。これらが走る架道橋は一部を除き、開通した明治、大正、昭和の時代から架け替えられることなく現在に至っている。 それに対し、在来線の騒音を抑制する指針が発表されたのは平成7(1995)年。東京のガード下の騒音は100dBを超えると言われており、前述の基準値を大幅に超えているのに、いわば“先に作ったもの勝ち”で、法的な問題はない。そういうわけで、在来線は線路のガタンゴトンという音とモーターの唸るありのままの音を毎日私たちに聞かせてくれる。 では、新幹線はどんな音なのか。都心の電車などより速く、高性能なのだから非常にうるさいのではないか。実際に田端の新幹線線路の近くまで行って聞いてみた(この場所は、今夏公開の映画『天気の子』のラストシーンで主人公の穂高が陽菜と再会する場所である)。──ほとんど無音だ。山手線も近くを通っているので聞き比べてみるとよくわかる。新幹線は市街地を走る在来線(その場所では山手線)よりはるかに速く、(編成としては)重いのになぜ静かなのだろうか。 理由を一言でいえば、政府による規制の賜物である。新幹線は騒音規制が政府によって定められており、厳格に守られているのだ。特に田端周辺のような、近隣に住宅地のある地域では線路外での騒音が70dB以下になるように定められている。 数字だけを見ると、在来線の規制値(55~60dB以下)のほうが新幹線よりも厳しい。だが、70dB以下とはおおよそ自動車の車内やセミの鳴き声レベルであり、日常では存在してもほとんど気にされることがない音の大きさである。車両がどんな騒音を出していようと、防音壁などの地上設備でほとんど消しているため、線路の近くに来ても、新幹線の音はわからないのだ。 田端では新幹線の音はほぼ聞こえなかったが、もう少し近くで聞いた場合はどうだろう。今度は日暮里駅の北改札を出てすぐの陸橋に、場所を移してみる。ここは山手線、京浜東北線、東北線、高崎線、常磐線、東北新幹線を一度にまたぐ陸橋で、多くの種類の電車を見ることのできる有名なスポットである。ここで将来有望なチビっこ鉄道ファンたちに混ざって電車と新幹線の音を聞き比べてみよう。 まずは電車。もはや文字にするまでもない、聞きなれた音である。では新幹線はどうだろう。音はするが、在来線とは異なる、どうにも文字起こしに困る音なのである。 ここで改めて、騒音の原因を考えてみる。電車の騒音には大きく分けてレールと車輪の音・モーター音・風切り音・パンタグラフ由来の音の4つの原因がある。1つ目の、レールと車輪の音はどのようにして発生するのだろうか。当然のことだが、凹凸の激しいレールの上を車輪が転がれば騒音が発生する。キャスター付きのスーツケースを転がす際、凸凹な田舎道と、高級ホテルの滑らかな床では音が違うがそれと同じ原理だ。 また、鉄道のレールは鉄でできているので、夏冬の気温差により伸縮する。これを吸収するためにレールのつなぎ目には隙間があるのだが、これを車輪が通過する際にも騒音が発生する。スーツケースの例でいえば、レンガ舗装の道を転がす際の音と同じ原理だ。新幹線でもこの音は発生するが、高度なレール整備と、特殊な軌道、防音壁、ロングレールと伸縮継目等を用いて大きく抑制している。 なお、田端では聞こえず、日暮里では聞こえた新幹線の音は、このレールと車輪の音であろう。通常、これらの音は防音壁によって遮断されるのだが、日暮里では道路が線路の上側にある構造上、防音壁の効果がないため聞こえるのだと考えられる。在来線ではこのレールと車輪の音、そしてモーター音の2つが騒音の主な原因となる。新幹線の場合は、このモーター音も車体の防音設備により車外へ漏れ出ることを防いでいる。 次に風切り音だ。これは空気中を物体が高速で移動したときに気流の乱れによって発生する音で、速度が速くなれば大きくなる。パンタグラフ周辺の音もこれと同様の原因であるが、さらにパンタグラフが架線から一時的に離れた時に発生するスパーク音も加わる。在来線はそこまでの速度を出さないため、風切り音も大きくはならない。新幹線は速度を出すため、これらが主な騒音の源になるが、日暮里や田端といった都心付近では終着駅が近いため速度も出ておらず、ほとんど聞こえない。 最後に、ここまで新幹線は静かだ、無音だと書いてきたが、それは関係者の多大なる対策の結果である。新幹線の高速化において、音は最も大きな問題のひとつだ。新幹線は、車両の動力性能や保安設備の性能面だけから言えばさらなる運行速度アップは容易だ。 しかし、実現はそれほど容易ではない。その原因は音の問題だ。新幹線のように高速走行する車両では風切り音が騒音の主な発生源となる。そしてこの風切り音は車両の速度が上がるにつれ大きくなる。騒音の上限が定められている以上、速度を上げるには車両や地上設備の騒音対策が必要となり、これに手間がかかるのだ。 実例を見てみよう。新幹線の東京~大宮間では新幹線は時速110キロの速度制限がかかっている。ここを仮に時速320キロ(東北新幹線最高速度)を出すとすると、単純計算で15分以上の時間短縮が見込めるという。また、JR東日本も吸音板の設置工事といった騒音対策を通じてこの区間の制限速度を時速130キロに上げようとしている。新幹線と騒音問題には密接な関係があるのだ。●取材・文/コリン堂(早稲田大学鉄道研究会)●参考文献/環境省「在来鉄道騒音について」https://www.env.go.jp/air/noise/zairai.html、同「新幹線鉄道騒音に係る環境基準について」https://www.env.go.jp/kijun/oto3.html(いずれも2019年9月13日閲覧)、日本経済新聞「在来線の騒音、法的規制なく 小田急線騒音訴訟」(2010年8月31日付)、同「2年かけて1分短縮へ 新幹線上野―大宮間の工事着手」(2018年7月9日付)、阿部英彦「鉄道騒音・振動の発生メカニズムと対策」(1981年)
2019.10.06 07:00
NEWSポストセブン
公開3日で興収16億円を突破した映画「天気の子」(C)2019「天気の子」製作委員会
新海誠、エンタメは政治やメディアの言わないことを叫べる
 長野県の小さな町に生まれ育った新海誠監督(46才)。その両脇の町には電波天文台がある。星がきれいに見える場所だったという。季節によって見え方が変わる空を眺めて幼少期を過ごした監督が、最新作のテーマに選んだ「天気」。 彼は天気の何を切り取り、どのように描いたのか。雲研究者・荒木健太郎さん(34才)による気象監修のもと完成した映画『天気の子』に込めた思い、人間と天気の関係を2人が語り合った。 今の地球を生きるものにとって現在の気候変動は死活問題だが、もっと長い期間で考えてみると、天気についての考え方が変わる。たとえば作中では、ある登場人物が「異常気象と、とらえるのはあくまで人間の都合上のもので、天気には正常も異常もない」と発言する。どの立場から見るかによって姿を変える“天気”について、私たちはどう考えればよいのだろう。新海:実際に今の気象庁が記録しているような天気の観測データは、どれくらい前から存在するのですか?荒木:古い資料を当たって災害の規模などを調べることはできますが、観測データとして残っているのは、ここ150年くらい。作中の、「異常気象はあくまで人間にとって異常というだけ」というメッセージには「それだよ、それ」とすごく感銘を受けました。新海:1000年や2000年のスパンで見たら、人間には関係ないところで、今よりもっと極端でものすごい雨や、想像もできないような日照りや地震が何回もあったんでしょうね。氷河期や太陽の黒点活動など、地球規模で、地質学的なスケールでの気候変動もあると思います。荒木:ええ、そうですね。新海:ただ一方で、今の気候変動がぼくらの活動とまったく無関係ともいえないと思うんです。ぼくたちが何かを変えてしまっている、責任みたいなものも、もっと感じるべきではないでしょうか。荒木:人間と異常気象のかかわりについて、「無関係」と「関係」の2つの見方をしているわけですね。新海:ええ。ぼく自身にはどちらが正しいとも判断がつきません。責任や覚悟が必要なのは間違いないですが、エンターテインメントの世界は、最大多数の幸福を是とする政治家やマスメディアが言えないことを大きな声で叫べるんです。この物語のクライマックスには、そうした叫びが登場する瞬間があります。 帆高(ほだか)と陽菜(ひな)が走り抜けた先について賛否はあるかもしれませんが、劇場で主人公の叫びに耳を傾けて何かを感じてもらえれば、ぼくとしてはこれ以上の幸せはありません。──天気は人の心を前向きにも後ろ向きにもするし、時として牙をむく。そんな相手と私たちはどう向き合うべきだろう。荒木:今は毎年のように集中豪雨などの災害が報じられます。ただ、どうしても視聴者は“テレビの向こう側の他人事”だと考えがちです。まずは災害を自分にも起こり得るものと考えて、いつ、自分の住む地域で発生しても対応できるよう備えておくことが大切です。日頃からハザードマップで危ない場所を確認し、避難経路や避難所を把握して、非常時に持ち出すものをチェックして備えておきたいですね。新海:先ほどの観天望気も役に立つと思いますよ。荒木:その通りです。空や雲を見て変化に気づいたら、気象レーダーで自分のいる地域に危ない雲が来てないかチェックしてほしい。そもそもみんな空の変化になかなか気づかないんですよ。だからいろんな雲が描かれているこの作品が、空を見上げるきっかけになるといいですね。新海:ただぼくはふと思うのですが、日本はこれだけ災害が集中するような場所にあり、実際に地震や豪雨などが多発しているのに、ぼくたちはずっとここに住み続けていますよね。何だか不思議です。 災害があっても住み続けるのは、「受け入れる」というある種の柔軟性かもしれないし、何かを諦めて、達観している気分を感じなくもない。荒木:やっぱり自分が生まれた土地ですし、生まれた瞬間から四季のある日本に暮らしているからかもしれません。私の場合、ここで見られるいろいろな空や雲が大好きなんです。だからほかのところにはなかなかいけません。夏の夕立のあとには、美しい虹に出合うこともできますから。新海:たとえば巨大な災害や異常気象が生じても、日本人は割とささっと日常を取り戻すことがありますよね。もちろん、そんな簡単にいかないこともあるでしょうが、その場所にずっと住み続けることが多いように感じます。ポジティブに考えれば、それがぼくたちの強靭さなのかもしれませんね。【Profile】◆荒木健太郎(あらき・けんたろう)1984年11月30日生まれ、34才。茨城県出身。雲研究者。気象庁気象研究所研究官。学術博士。慶應義塾大学経済学部を経て気象庁気象大学校卒業。地方気象台で予報・観測業務に従事した後、現職。防災・減災に貢献することを目指して、豪雨・豪雪・竜巻などの激しい大気現象をもたらす雲の仕組み、雲の物理学の研究に取り組んでいる。著書に『雲の中では何が起こっているのか』(ベレ出版)、『雲を愛する技術』(光文社新書)、『世界でいちばん素敵な雲の教室』(三才ブックス)などがある。◆新海誠(しんかい・まこと)1973年2月9日生まれ、46才。長野県出身。2002年、監督・脚本・美術・編集などの制作作業をほぼ1人で行った短編アニメーション『ほしのこえ』で鮮烈なデビューを果たし、数々の賞を受賞した。その後もきめ細やかな映像美とセンチメンタルな脚本で観客の心を打つオリジナル作品を次々と発表。2016年に公開された『君の名は。』は記録的な大ヒットとなり、『千と千尋の神隠し』(2001年)に次ぐ邦画歴代2位の興行収入を記録した。撮影/田中智久※女性セブン2019年8月8日号
2019.07.29 16:00
女性セブン
新海誠監督(左)と雲研究者・荒木健太郎さん(右)
「晴れ女」はいる? 『天気の子』新海監督&雲研究者対談
 興行収入250億円を記録した『君の名は。』から3年。時代の寵児となった新海誠監督(46才)が手がけた最新作『天気の子』は公開から3日で約120万人が鑑賞。興行成績16億円を突破し、多くの人の心を動かしている。 新海監督が最新作のテーマに選んだのは「天気」。彼は天気の何を切り取り、どのように描いたのか。雲研究者・荒木健太郎さん(34才)による気象監修のもと完成した映画『天気の子』に込めた思い、人間と天気の関係を2人が語り合った。 本作の主人公は、離島から家出して東京にやってきた帆高と、不思議な力を持つ陽菜。ひょんなことから出会った少年と少女は、降りしきる雨の中を疾走する。新海誠(以下、新海):陽菜は「祈る」ことで空を晴れにできる不思議な能力を持った女の子。神様に願いを届ける役割を負ったキャラクターです。 帆高は家出少年ですが、「ここではないどこか」に憧れて突っ走るという、10代の衝動を純粋に体現するキャラクター。自分では制御できない欲求に突き動かされ、とにかく外の世界を知りたくて人と出会いたいという少年です。 そんな2人が同じ空の下で出会い、立ち止まることなく、ただまっすぐ走り抜けていく姿を描きたかった。荒木健太郎(以下、荒木):この映画は最初からずっと雨が降り続いていましたが、陽菜ちゃんの「ねぇ、今から晴れるよ」というせりふが印象的でした。新海:ありがとうございます。アニメーション的にいえば、そのせりふは男の子に媚びるような印象にすることもできるんです。でもそうならずに陽菜の魅力を引き出したのは、声優キャストの森七菜ちゃん(17才)の力だと思います。 天気って不思議なもので、雨が降っていて憂鬱でも、晴れてくると途端に気持ちが明るくなることがありますよね。作中にもありますが「空模様で心が動く」んです。ところで荒木さんは、陽菜のような晴れ女や、雨女はいると思いますか?荒木:それを私に聞きますか(苦笑)。まあ、科学的には、いないですね。ただ、天気の変化を知るきっかけとなる雲はありますよ。作中ではそれがすごくうまく表現されていて、すごいなと思いました。新海:たとえば荒木さんが専門とする積乱雲ですよね。荒木:はい。積乱雲は、山や巨大な塔のように上層まで発達した重く濃密な雲です。大雨や竜巻などの原因になります。雲が発達できる限界の高度である「対流圏界面」までモクモクと達すると、今度は積乱雲の頭の部分が横に広がって「かなとこ雲」ができる。かなとこ雲の上にあるモコッとした部分は積乱雲の上昇力がとても強く、成層圏まで達しています。そんな積乱雲の下の地上は土砂降りになります。新海:陽菜が雲の上にいるシーンがあるのですが、それはかなとこ雲のいちばん上です。だからその下の東京は豪雨なんです。荒木:雲や空を見て天気を予想することを「観天望気」といい、天気予報の技術のない大昔から経験的に培われてきました。作中で陽菜ちゃんがいた、かなとこ雲などを見て、天気の変化を読み取ることは可能です。新海:ただ観天望気のスペシャル版とでもいうのか、人間でも肌で気圧の変化を感じられるかたがいるじゃないですか。古傷がうずくとか、特殊で鋭敏な感覚を持っていることで、正確に晴れや雨を予想することはできませんか?荒木:天気図で見る大きな気圧と生活の中で感じる気圧は結構違うんです。ビルの下から上に行くだけで気圧は大きく変わりますしね。だから体感の気圧の変化だけで、天気を予想することは難しいんです。新海:そうですか…。荒木:昔から〈山に笠雲がかかれば雨〉〈太陽の周りに光の輪がかかれば雨〉など、天気の変化を知るための言い伝えが数多くありますよね。なかでも雲が関連するものは、雲が大気の状態を表すだけに、科学的な根拠が充分にあるものが多いといえます。 特に今の技術ではまだ積乱雲の予測が正確にできないことがあるので、雲を見て天気の変化を予想する観天望気の技術は、現代でも有効なんです。【プロフィール】◆新海誠(しんかい・まこと)/1973年2月9日生まれ、46才。長野県出身。2002年、監督・脚本・美術・編集などの制作作業をほぼ1人で行った短編アニメーション『ほしのこえ』で鮮烈なデビューを果たし、数々の賞を受賞した。その後もきめ細やかな映像美とセンチメンタルな脚本で観客の心を打つオリジナル作品を次々と発表。2016年に公開された『君の名は。』は記録的な大ヒットとなり、『千と千尋の神隠し』(2001年)に次ぐ邦画歴代2位の興行収入を記録した。◆荒木健太郎(あらき・けんたろう)/1984年11月30日生まれ、34才。茨城県出身。雲研究者。気象庁気象研究所研究官。学術博士。慶應義塾大学経済学部を経て気象庁気象大学校卒業。地方気象台で予報・観測業務に従事した後、現職。防災・減災に貢献することを目指して、豪雨・豪雪・竜巻などの激しい大気現象をもたらす雲の仕組み、雲の物理学の研究に取り組んでいる。著書に『雲の中では何が起こっているのか』(ベレ出版)、『雲を愛する技術』(光文社新書)、『世界でいちばん素敵な雲の教室』(三才ブックス)などがある。撮影/田中智久※女性セブン2019年8月8日号
2019.07.28 16:00
女性セブン
落下時に空気抵抗を受けておまんじゅうの形のようになった雨粒。(C)2019「天気の子」製作委員会
映画『天気の子』 新海誠監督が細部までこだわった雨の描写
 長野県の小さな町に生まれ育った新海誠監督(46才)。その両脇の町には電波天文台がある。星がきれいに見える場所だったという。季節によって見え方が変わる空を眺めて幼少期を過ごした監督が、最新作のテーマに選んだ「天気」。彼は天気の何を切り取り、どのように描いたのか。雲研究者・荒木健太郎さん(34才)による気象監修のもと完成した映画『天気の子』に込めた思い、人間と天気の関係を2人が語り合った。◆こんなに雨の表現を追求しているアニメはほかにない──これまでアニメーションで空模様をどう表現するかにこだわってきた新海さん。荒木さんのサポートを得た本作では、よりリアルで美しい天気の映像を追求した。新海誠(以下、新海):荒木さんに教えてもらって印象的だったのは、雲の中では、雪と雹(ひょう)と雷が同時に発生するということでした。荒木健太郎(以下、荒木):そうそう。実際に冬に雪が降っていても、特に日本海側では雷や雹も発生しています。日本海側で雪を降らせる雲はほとんどが積乱雲で、落雷の原因になっています。そんな積乱雲の中で霰(あられ)が大きく成長すると、雹になることもあるんです。新海:それを伺って雪が舞う中で雷が落ちてくるシーンでは、よく見ると一時的に雹も降らせています。荒木:そうした細部へのこだわりには感心しました。ほかには水の表現が徹底してリアルですね。傘や窓にあたる雨や、水たまりに降る雨のしぶきがものすごく緻密に描かれています。新海:雨粒が地表に落ちてできる波紋が特に興味深い。雨の量が少ないと、雨粒は目に映らないのに、水面に幾何学的な円だけを広げていきます。一方で、雨粒が大きいと水面にしぶきがはじけて、ミルククラウンの王冠のようなものができる。その王冠がはじけてできた粒が、もう1つの波紋を作る…。作品内ではそうしたカットまで細かく描き込みました。荒木:ああいう波紋はどうやって描くのですか?新海:いろんな手法があります。基本的にアニメーションは1秒間に24枚の絵を描くので、1コマ1コマ波紋を描くこともあるし、3DCG(3次元コンピュータグラフィックス)を駆使することもあります。 実際に頑張っているのはアニメーターのスタッフたちですが、これだけ波紋表現と雨粒表現を追求しているアニメーションは、ほかにはないはずです。荒木:雨粒の形にもこだわっていますよね。雨粒って頭がとがっている、しずくの形のようなイメージが一般的ですが、本当は落ちてくる時に空気抵抗を受けるからおまんじゅうみたいな形になって、大きくなりすぎると分裂するんです。 作中では、最初に陽菜ちゃんが空を晴れにする場面で、おまんじゅうのような形の雨粒が風を受けて揺らいで、かつ分裂する表現までしっかりと描かれていて驚きました。新海:それは最初からおまんじゅうをイメージしたのではないんです。気象学の専門知識があったわけではなく、人間の目でとらえたイメージを大事にした結果だったと思います。アニメーターの想像力が、現実と合致したんですね。【プロフィール】◆新海誠(しんかい・まこと)/1973年2月9日生まれ、46才。長野県出身。2002年、監督・脚本・美術・編集などの制作作業をほぼ1人で行った短編アニメーション『ほしのこえ』で鮮烈なデビューを果たし、数々の賞を受賞した。その後もきめ細やかな映像美とセンチメンタルな脚本で観客の心を打つオリジナル作品を次々と発表。2016年に公開された『君の名は。』は記録的な大ヒットとなり、『千と千尋の神隠し』(2001年)に次ぐ邦画歴代2位の興行収入を記録した。◆荒木健太郎(あらき・けんたろう)/1984年11月30日生まれ、34才。茨城県出身。雲研究者。気象庁気象研究所研究官。学術博士。慶應義塾大学経済学部を経て気象庁気象大学校卒業。地方気象台で予報・観測業務に従事した後、現職。防災・減災に貢献することを目指して、豪雨・豪雪・竜巻などの激しい大気現象をもたらす雲の仕組み、雲の物理学の研究に取り組んでいる。著書に『雲の中では何が起こっているのか』(ベレ出版)、『雲を愛する技術』(光文社新書)、『世界でいちばん素敵な雲の教室』(三才ブックス)などがある。撮影/田中智久※女性セブン2019年8月8日号
2019.07.27 16:00
女性セブン
新海誠監督(左)と雲研究者・荒木健太郎さん(右)
新海誠監督語る『天気の子』 天気と人間の関係が変わった
 長野県の小さな町に生まれ育った新海誠監督(46才)。その両脇の町には電波天文台がある。星がきれいに見える場所だったという。季節によって見え方が変わる空を眺めて幼少期を過ごした監督が、最新作のテーマに選んだ「天気」。彼は天気の何を切り取り、どのように描いたのか。雲研究者・荒木健太郎さん(34才)による気象監修のもと完成した映画『天気の子』に込めた思い、人間と天気の関係を2人が語り合った。荒木健太郎(以下、荒木):そもそも今回の作品はなぜ「天気」をテーマにしたのですか?新海誠(以下、新海):映画の公開前までは、「天気は地球規模の巨大な循環現象なのに、個々人のメンタルやフィジカルに影響を与える面白いテーマだから」と説明していました。でも実をいうと、もう少しストレートな理由があったんです。荒木:え? そうなんですか。新海:はい。それはやっぱり、“天気と人間の関係”が変わってきたということです。これまでもぼくは作品の中で、梅雨や紅葉といった日本の美しい四季を意識的に描いてきました。しかし、『君の名は。』以降の数年間で、季節や天気が「情緒的で心地よいもの」から「何か備えなければいけないもの」に変わった気がしたんです。──日本だけではなく、海外でも大ヒットした『君の名は。』から3年。新海監督の待望の新作アニメーション映画『天気の子』が公開を迎えた。 本作のテーマはズバリ「天気」。新海さんはこれまでの作品でも美しく繊細に天気を表現してきた。たとえば『秒速5センチメートル』(2007年)では優しく降り積もる雪が、『言の葉の庭』(2013年)では多彩に降り続ける雨が、「新海ワールド」を色鮮やかに浮かび上がらせた。 晴れ、雨、曇り、雷といった多彩な天気が登場する本作は、雲研究者の荒木さんが気象監修を担当した。天気のスペシャリストである荒木さんの参加で、本作の表現はさらに深みを増したという。 そんな2人が映画公開を機に、本誌にそろって登場。世界的にも異常気象への警鐘が鳴らされる中、天気を愛する新海さんと荒木さんが存分に語り合った。◆『君の名は。』以降の数年間で、天気は“脅威”に変わった荒木:極端な気象が増えてきたともいえますね。新海:そうです。いわゆる「気候変動」です。天気予報でも「今年は夏がとても暑くなるから、命を守る行動をとりましょう」「経験したことのないものすごい雨が降ります」「とても強い寒波がきます」と警告することが増えました。「えーっ、天気って、そんなに人間と敵対するものなの!?」という気分がここ数年で高まった気がします。ぼくだけじゃなく、周りの人も同じように感じているはずなので、今回の作品では天気をテーマにしてみたいと思いました。──天気の変化はデータ上でも明らかだ。昨年1年間だけでも、夏は記録的な猛暑となり、7月に埼玉県熊谷市で国内観測史上最高の41.1℃を記録。台風も続々とやって来て、なかには東から西に進む珍しい台風もあった。梅雨前線が停滞し続けたことで、7月には西日本を中心にもたらされた豪雨による死者は200人を超えた。 日本だけではない。世界気象機関(WMO)は7月12日、ロシア・シベリアなどの北極圏で記録的高温となって山火事が多発し、アメリカやバングラデシュでは洪水が発生、欧州やインドなども熱波に襲われるなど、今年6月以降、世界各地で異常気象が相次いでいると警告を発したばかりだ。荒木:ここ40年くらいの観測データを見ると、1時間で80mmの猛烈な雨の発生回数は有意に増えています。新海さんが感覚的にとらえている天気の変化は実際に起こっていると考えていいかもしれない。新海:ただ世の中には、気候変動そのものを認めない人もいますよね。地球温暖化対策への協力を渋ったりする政治家などが典型的ですが、社会的、政治的な立場によって「天気の変化と人間の活動は関係ない」と主張する人が少なくない。そうした見解は、研究者の目からはどのように見えるのですか?荒木:気象学は科学なので、個々人の思い込みを議論するのではなく、研究の積み重ねから客観的な事実を見出します。その観点からいうと、地球温暖化の影響で気候変動が起き、異常気象が発生するということは実際に起こっている。そのうえで、気温上昇や海水温上昇などそれぞれの条件が、大雨や猛暑などの現象にどのような影響を及ぼすのかについての研究が進んでいます。──実は本作で荒木さんは気象の監修をしただけでなく、本人役で声の出演を果たした。新海:今回の映画を作ろうと思ってから、きちんと天気を勉強しようと、荒木さんが書かれた『雲の中では何が起こっているのか』(ベレ出版)を読んだんです。それがすごく面白くて、こちらからお願いして、作中での天気にかかわる現象や雲の形まで細かくアドバイスしてもらいました。荒木:新海さんと最初にお会いした時、「コリオリ力」(地球の自転が気象に影響すること)や「スーパーセル」(巨大な積乱雲)といった専門的な気象用語がたくさん出てきて驚きました。本当によく気象のことを勉強されていて、気象予報士より詳しいんじゃないかと思ったほどです。新海:いやいや、そんなことはないですよ(笑い)。荒木さんの本で多くのことを学びました。本作は多くの人に見てもらう映画になるだろうから、フィクションを描くとはいえ、科学的な整合性にはこだわりたかった。その面で荒木さんにはずいぶんお力をお借りしました。荒木:それにしても、まさか本人役で出演するとは思いませんでした(苦笑)。新海:(主人公の)帆高が天気の研究者を取材するシーンですね。実際に荒木さんをモデルにしていたので、一応正式にオファーをいたしまして…あれ、お伺いしましたっけ?荒木:いや、私はビデオコンテを見て、「あれっ、出てる!?」とびっくりしました。新海:失礼しました(笑い)。荒木さんが登場する場面ではきちんとプレートに『荒木研究官』と名前が入っているので、映画を見る人はぜひ探してみてください。【プロフィール】◆新海誠(しんかい・まこと)/1973年2月9日生まれ、46才。長野県出身。2002年、監督・脚本・美術・編集などの制作作業をほぼ1人で行った短編アニメーション『ほしのこえ』で鮮烈なデビューを果たし、数々の賞を受賞した。その後もきめ細やかな映像美とセンチメンタルな脚本で観客の心を打つオリジナル作品を次々と発表。2016年に公開された『君の名は。』は記録的な大ヒットとなり、『千と千尋の神隠し』(2001年)に次ぐ邦画歴代2位の興行収入を記録した。◆荒木健太郎(あらき・けんたろう)/1984年11月30日生まれ、34才。茨城県出身。雲研究者。気象庁気象研究所研究官。学術博士。慶應義塾大学経済学部を経て気象庁気象大学校卒業。地方気象台で予報・観測業務に従事した後、現職。防災・減災に貢献することを目指して、豪雨・豪雪・竜巻などの激しい大気現象をもたらす雲の仕組み、雲の物理学の研究に取り組んでいる。著書に『雲の中では何が起こっているのか』(ベレ出版)、『雲を愛する技術』(光文社新書)、『世界でいちばん素敵な雲の教室』(三才ブックス)などがある。※女性セブン2019年8月8日号
2019.07.25 11:00
女性セブン
映画『天気の子』×森七菜 奇跡のコラボグラビアが実現
映画『天気の子』×森七菜 奇跡のコラボグラビアが実現
 現在公開中の、新海誠監督の最新作『天気の子』(全国東宝系)。そのヒロイン・陽菜の声優を務める、注目の若手女優・森七菜が、『天気の子』のイラストレーションとコラボグラビアを実現した。7月22日(月)発売の「週刊ビッグコミックスピリッツ」34号の表紙&巻頭グラビアで幻想的な姿を見せてくれた彼女に、今回の撮影と夏休みの思い出について語ってもらった。──“可愛い”陽菜になりきってみて森:新海監督が「陽菜は可愛いのがいい」とずっと仰っていたので、アフレコの時は“可愛さ”を意識して演じました。今回のグラビアでは、そんな陽菜になりきって撮影するのは恥ずかしかったけど、すごく楽しかったです!!―――夏休みには苦しい思い出が(笑)森:私、8月31日が誕生日なんですよ。だから夏休みの最終日に、誕生日と宿題が重なって泣くタイプ。毎年、泣く泣く宿題をやりながら、ローソクの火をフ~ッて消してました(笑)。でも、後悔はしていません。夏休みは全力で楽しまなきゃ!【PROFILE & Information】森七菜(Nana Mori●2001年8月31日、大分県出身。●血液型A型。●身長:154cm。◇映画『東京喰種 トーキョーグール【S】』小坂依子役(公開中)◇『地獄少女』市川美保役(2019年11月15日公開予定)◇『Last Letter』岸辺野颯香/遠野裕里(高校時代)役(2020年公開予定)【公式Instagram】https://www.instagram.com/morinana_official【映画『天気の子』公式HP】https://www.tenkinoko.com/(C)四方あゆみ/小学館・週刊ビッグコミックスピリッツ
2019.07.22 16:00
NEWSポストセブン
今年のエンタメは熱い、新海監督新作やアートにテーマパーク
今年のエンタメは熱い、新海監督新作やアートにテーマパーク
 1月6日スタートのNHK大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』は33年ぶりに現代が舞台。エンタメ界も今年は“異色”の年になりそうだ。3月には『ドリカム』がデビュー30周年、11月には『嵐』が20周年を迎える。『サザエさん』放映50周年の年でもある。 いちばんの注目は「かつてないほどのラインナップ」といわれる2019年の映画界だ。特に注目はアニメ映画。「日本映画歴代1位の興行収入になるかも…」と期待されているのが、7月公開予定の『天気の子』。250億円という歴代2位の興行収入を叩き出した『君の名は。』(2016年)の新海誠監督が3年ぶりに手がける新作で、祈ると天気をよくすることができる少女と男子高校生の恋物語が描かれる。醍醐虎汰朗(18才)、森七菜(17才)という初々しい若手俳優が声優を務めることでも注目される。映画・音楽ジャーナリストの宇野維正さんが話す。「音楽にこだわる監督なので、前作でRADWIMPSが歌った主題歌『前前前世』のようなメガヒットが生まれるかもしれません」 邦画では他に、手塚治虫原作で稲垣吾郎(45才)が主演する『ばるぼら』にも注目だ。「日独英の共同制作で、主人公の小説家を翻弄する魔性の女を二階堂ふみ(24才)が演じます。手塚治虫さんの長男・手塚眞さんが監督を務めることも興味深い」(宇野さん) 12月には後藤久美子(44才)が23年ぶりに女優復帰する50作目の『男はつらいよ』も公開予定だ。◆洋画、アート、テーマパークはどうなる? 洋画はディズニーの大作が席巻する。「3月公開の実写版『ダンボ』、4月に公開される『アベンジャーズ』最終作、年末公開予定の『アナと雪の女王2』も期待が大きい」(前出・宇野さん) 7月には9年ぶりの新作『トイ・ストーリー4』も、新キャラクターが複数登場するようだ。5月公開、米国製作の『名探偵ピカチュウ』も押さえておきたい。『スター・ウォーズ/エピソード9』も12月公開。レイを主人公とする続編の完結編となる。 アート界もアツい。まずは8月から開催される16~17世紀イタリアを代表する画家カラヴァッジョの展覧会『カラヴァッジョ展』。北海道を皮切りに名古屋、大阪を巡回する。「西洋美術史上、大変重要な画家です。自身が殺人を犯すなど劇的な人生を送った彼の絵には、従来の宗教画にはない迫真性とドラマティックな明暗効果があり、スペインのベラスケスやオランダのレンブラントなど、のちの大家に大きな影響を与えました。特に日本初公開となる『病めるバッカス』『ゴリアテの首を持つダヴィデ』『ホロフェルネスの首を斬るユディト』は必見です」(美術ライターの佐藤晃子さん) 2019年は日本とオーストリアの外交開始から150周年を迎えるため、ウィーン関連の展覧会も目白押し。「とりわけ注目は、オーストリアを代表する画家グスタフ・クリムトの作品を集めた『クリムト展』(4月23日~東京都美術館)。目玉は旧約聖書外典に登場する美しい未亡人を描いた『ユディトI』で“よく貸してくれたな”と思うほど世界的に高名な作品です」(佐藤さん) テーマパークも変わる。3月には埼玉に『ムーミンバレーパーク』が開業、夏には東京ディズニーシーに新規アトラクションが登場する。秋には東京・渋谷に新・複合ビル「渋谷スクランブルスクエア」「渋谷フクラス」もお目見えするから要チェックだ。※女性セブン2019年1月17・24日号
2019.01.07 07:00
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