国内

去年の福男 食中毒、受験失敗、当て逃げ被害…など不幸続き

去年の“福男”佐藤さん。まさかこの時が幸福のピークだとは…(共同通信社)

 もしや“厄男”だったのだろうか──。そんな思いを抱く意外な人物がいる。去年の“福男”佐藤玄主さん(19才)だ。

 商売繁盛の神様『えべっさん』の総本社、西宮神社(兵庫県西宮市)で毎年1月10日、参拝一番乗りを目指して境内を走る恒例の『開門神事 福男選び』が行われる。上位3人までが福男の称号を得られるが、中でも「一番福」になった人はその年いちばんの幸福がもたらされるという。今年も約5000人が参加。二番福を“よしもと芸人”が獲ったことで話題になった。

 冒頭の佐藤さんは、当時高校3年生で、陸上部の短距離ランナーだった彼は快足を飛ばし、去年の一番福をゲット。その年は幸運に恵まれると誰もが思ったが、ここから彼に不幸が相次いだ。

「『福男選び』が終わった直後に友人に開いてもらった“おめでとう会”で食中毒になりました。カンピロバクター胃腸炎で41度の熱と頭痛に見舞われました。ガソリンスタンドでアルバイトしていたのですが、フロントガラスを拭いていたところ、自動で動き出したワイパーに顔面を往復ビンタされ流血し、お客様に怒られたり…」

 続く3月には大学受験に失敗し浪人生活が決定、勉強の息抜きにと参加した陸上大会で肉離れになった。さらに、5月には買ったばかりの車を当て逃げされた。“厄”はこれだけで終わらなかった。

「今年の1月4日、車を運転中に後ろからバイクに追突され、2度目の事故に遭いました。ぼくの任期は10日までだったので、“最後までこれかよ”と。他にもここでは言えない人間関係のトラブルに巻き込まれ、大学受験も2回目の失敗が決定していまして…どうも歴代の福男も不幸になっているそうです」

 佐藤さんが言うように、過去の福男もバイクや財布が盗まれる、骨折する、恋人にフラれるなどの不幸が降りかかっているという。

「神社の宮司さんも“福男に幸福は来ない”って言ってました。福男になった瞬間に幸福を使い果たして、あとは不幸が襲ってくるとかで(笑い)」

 今年こそは“福”が来ますように。

※女性セブン2019年1月31日号

関連記事

トピックス

雅子さま(2025年10月28日、撮影/JMPA
【天皇陛下とトランプ大統領の会見の裏で…】一部の記者が大統領専用車『ビースト』と自撮り、アメリカ側激怒であわや外交問題 宮内庁と外務省の連携ミスを指摘する声も 
女性セブン
相次ぐクマ被害のために、映画ロケが中止に…(左/時事通信フォト、右/インスタグラムより)
《BE:FIRST脱退の三山凌輝》出演予定のクマ被害テーマ「ネトフリ」作品、“現状”を鑑みて撮影延期か…復帰作が大ピンチに
NEWSポストセブン
名古屋事件
【名古屋主婦殺害】長らく“未解決”として扱われてきた事件の大きな転機となった「丸刈り刑事」の登場 針を通すような緻密な捜査でたどり着いた「ソフトテニス部の名簿」 
女性セブン
今年の6月に不倫が報じられた錦織圭(AFP時事)
《世界ランキング急落》プロテニス・錦織圭、“下部大会”からの再出発する背景に不倫騒と選手生命の危機
NEWSポストセブン
国仲涼子が『ちゅらさん』出演当時の思い出を振り返る
国仲涼子が語る“田中好子さんの思い出”と“相撲への愛” 『ちゅらさん』母娘の絆から始まった相撲部屋通い「体があたる時の音がたまらない」
週刊ポスト
「運転免許証偽造」を謳う中国系業者たちの実態とは
《料金は1枚1万円で即発送可能》中国人観光客向け「運転免許証偽造」を謳う中国系業者に接触、本物との違いが判別できない精巧な仕上がり レンタカー業者も「見破るのは困難」
週刊ポスト
各地でクマの被害が相次いでいる(左/時事通信フォト)
《空腹でもないのに、ただただ人を襲い続けた》“モンスターベア”は捕獲して山へ帰してもまた戻ってくる…止めどない「熊害」の恐怖「顔面の半分を潰され、片目がボロり」
NEWSポストセブン
カニエの元妻で実業家のキム・カーダシアン(EPA=時事)
《金ピカパンツで空港に到着》カニエ・ウエストの妻が「ファッションを超える」アパレルブランド設立、現地報道は「元妻の“攻めすぎ下着”に勝負を挑む可能性」を示唆
NEWSポストセブン
大谷翔平と真美子さんの胸キュンワンシーンが話題に(共同通信社)
《真美子さんがウインク》大谷翔平が参加した優勝パレード、舞台裏でカメラマンが目撃していた「仲良し夫婦」のキュンキュンやりとり
NEWSポストセブン
兵庫県宝塚市で親族4人がボーガンで殺傷された事件の発生時、現場周辺は騒然とした(共同通信)
「子どもの頃は1人だった…」「嫌いなのは母」クロスボウ家族殺害の野津英滉被告(28)が心理検査で見せた“家族への執着”、被害者の弟に漏らした「悪かった」の言葉
NEWSポストセブン
イギリス出身のインフルエンサーであるボニー・ブルー(本人のインスタグラムより)
“最もクレイジーな乱倫パーティー”を予告した金髪美女インフルエンサー(26)が「卒業旅行中の18歳以上の青少年」を狙いオーストラリアに再上陸か
NEWSポストセブン
大谷翔平選手と妻・真美子さん
「娘さんの足が元気に動いていたの!」大谷翔平・真美子さんファミリーの姿をスタジアムで目撃したファンが「2人ともとても機嫌が良くて…」と明かす
NEWSポストセブン