「県外に出て行った大阪人が“大阪的”なイメージに合わせて振る舞うと、『おもしろいやつ』と個性が認められて、何かとトクするケースがあるんです。そうした期待に応えようと、過剰に“大阪コスプレ”する大阪人が多い気がします」
地方出身者は上京すると方言を隠したがるが、大阪人には大阪弁のままという人が多い。それだけで“キャラ立ち”し、“おもしろい”とか“人情に厚い”といったイメージがつきやすいのは確かだ。
放送中のNHK朝ドラ『まんぷく』では、大阪を出て東京進出を目指すヒロイン・福子の夫に、義母・鈴が「道端で妊婦がうずくまっていても、見て見ぬふりをする東京には人情がない」と反対する。
極寒のなか、道頓堀で取材を続ける女性セブン記者にも、大阪のおばちゃんは気軽にこう声をかけてくれた。
「寒いなか頑張りはるね。はい、飴ちゃんあげる!」
人情命の大阪、めっちゃ好きやねん!!
※女性セブン2019年1月31日号