しかし、台湾当局は、できるだけ表立った支援活動を行うことはせず、当たらず触らずの態度をとっている。これは、中国との間で、2人のことが政治問題化することを避けるためのようだ。
当の2人も中国の反体制派であることを自覚しているため、これは心得ているようだ。
2人は「香港の英字紙「サウスチャイナ・モーニング・ポスト」の取材に対して、「台湾の人々に迷惑をかけるようなことしたくない。幸い、我々のことを気にかけてくれている第3国があり、亡命の手続きが一刻も早く進むことを願いたい。できれば、春節(旧正月=今年は2月5日)までに、この空港から離れたいが、いまの私たちにとって、できることは何もない」と話している。