いずれにしても、2月5日からスタートしたレクサス車乗換えサブスクリプションサービスのSELECTは1週間で契約・申し込みが入っており手応えを感じていると言う。トヨタは、今後このKINTOを中古車版や海外展開にも結びつける計画であり、当面、東京地区での2種類のKINTOへのユーザー反応が注目されることになる。
日本国内のクルマ市場は、大都市部での若者のクルマ離れや超高齢化社会の到来などで需要縮小トレンドに向かう一方で、保有の長期化と効率的なクルマの利用といった価値観の多様化への対応策が求められているのは確かだ。
だが、本来、いろいろなクルマに乗ってみたいということであれば、トヨタだけでなく他の国産車や輸入車ブランドから選択できるのが理想であろう。まずはトヨタの高級ブランドであるレクサスのKINTO SELECTに東京地区のユーザーがどれだけ飛びつくかによって、この新販売手法の方向性が見えてきそうだ。