芸能

月亭遊方の噺が醸し出す「胃もたれしない濃い笑い」

月亭遊方の魅力を落語通が解説

 音楽誌『BURRN!』編集長の広瀬和生氏は、1970年代からの落語ファンで、ほぼ毎日ナマの高座に接している。広瀬氏の週刊ポスト連載「落語の目利き」より、「カジュアルラクゴ」で人気の月亭遊方のさらりと胃もたれしない笑いについてお届けする。

 * * *
 江戸落語を聴いて育ち、東京に住んでいる僕のような人間は、ナマの上方落語に接する機会が非常に少ない。それだけに、偶然出会った一席のインパクトは重要だ。

 上方の「高座のロックン・ローラー」月亭遊方。日常生活の中の笑いをドタバタ劇に仕立てる「カジュアルラクゴ」と称する新作で人気の演者だが、「新作派ならではの視点」で再構成した古典も面白い。無理に古典をイジるのではなく、その噺の本質的な可笑しさを自身の個性で増幅してみせるという、東京で言うと春風亭昇太に通じるやり方だ。

 数年前、僕は岐阜で遊方の『たとえばこんな誕生日』を観た。自分で自分の誕生日のケーキを買って帰る途中で事故に遭った男が、救急隊員に「一人で誕生日を祝う寂しい男」であるとバレてあれこれツッコまれるという、カジュアルラクゴの傑作だ。僕はその高座のあまりの面白さに衝撃を受け「東京に来たときは追いかけよう」と心に決めた……のだが、機会はどうしても限られた。

 その遊方が、東京で「ときどき無性に遊方噺」という隔月の独演会を始めた。場所は神保町・らくごカフェ。12回連続ということで、第1回は1月16日に行なわれた。

 まずは、日常で遊方が出会った「クスッと笑える小ネタ」を披露する「小ネタパネルトーク」。パネルに掲げられた10の小ネタのうち「ガストの店員」「天王寺警察の婦警」「びっくりぽん」等、客が選んだ6つの小ネタが披露された。日常マクラの連続みたいなものだが、上方の演者らしい趣向で実に楽しい。

トピックス

アワードディナーに初めて出席した真美子さん(提供:soya0801_mlb)
《鎖骨見せワンショルで“別人級”》大谷翔平の妻・真美子さん、晩餐会ファッションで見せたジャパン推しの“バランス感覚”【専門家が解説】
NEWSポストセブン
インフルエンサーのニコレッテ(20)
《南米で女性398人が誘拐・行方不明》「男たちが無理やり引きずり出し…」メキシコで人気インフルエンサー(20)が生きた状態で発見される【生々しい拉致映像が拡散】
NEWSポストセブン
公用車事故で乗客が亡くなったタクシーの運転手が取材に応じた(共同通信/hirofumiさん提供)
「公用車の運転手は血まみれ」「お客様!と叫んでも返事がなく…」9人死傷の公用車事故、生き残ったタクシー運転手が語った“恐怖の瞬間”「官僚2人がストレッチャーで運ばれていった」
NEWSポストセブン
およそ4億円を強奪した”黒ずくめ”の3人組はいったい何者なのか──(時事通信)
《上野・4億円強奪事件》「『キャー!!』と女性の悲鳴も」口元を隠した“黒ずくめ3人衆”が道路を逆走し暴走、緊迫の一部始終と事件前から目撃されていた「不審な車両」
NEWSポストセブン
女優・唐田えりか(Imaginechina/時事通信フォト)
唐田えりか(28)が「撮影中に感情移入して泣き出してしまった」背景とは…訴訟映画『恋愛裁判』の撮影現場で見せた“並々ならぬ思い
NEWSポストセブン
市川中車(右)と長男の市川團子
《大河ドラマに大抜擢》香川照之が導いた長男・市川團子と小栗旬の共演 作中では“織田信長と森蘭丸”として主従関係を演じる
週刊ポスト
(番組公式Xより)
《かつて原口あきまさが“告発”》モノマネ番組が次のステージへ “国宝”を決める新たな審査員の顔ぶれに『M-1』の影響か
NEWSポストセブン
SixTONES
《デビュー6周年》SixTONES&Snow Manの魅力を山田美保子さんが分析「メンバーそれぞれに“強み”がある」「随所で大きな花を咲かせたのはジュニア時代からの努力の賜物」
女性セブン
送検のため警視庁本部を出る佐藤伸一容疑者(右:共同)
《“色白すべすべボディ”の“ちっちゃい峰不二子”に…》「金もってこい!!」カリスマ東大教授が高額おねだりで収賄疑い…夢中になった”バニーガール風俗”の実態
NEWSポストセブン
NY晩餐会に出席した大谷翔平と真美子さん(時事通信フォト)
《大谷翔平にエスコートされて》妻・真美子さんがNY晩餐会で羽織った“シックな黒艶コート”は全サイズ売り切れ…ブランドは「場合によって再販の可能性」 
NEWSポストセブン
2025年に成年式を終えられた秋篠宮家の長男・悠仁さま
悠仁さまが30平米庶民派マンションで一人暮らし…大学生活で直面する「息苦しいまでの制約」とは? 〈過去の皇族には「部屋は警護室直通」「山荘を建てた」ケースも〉 
NEWSポストセブン
ニューヨーク晩餐会に出席した真美子さん(提供:soya0801_mlb)
《どの角度から見ても美しい》真美子さん、NY晩餐会で着用“1万6500円イヤリング” ブランドが回答した反響「直後より問い合わせが…」 
NEWSポストセブン