国内

新元号の選び方に法則性 平成の次の頭文字はKか

「平成」は小渕官房長官が発表した(時事通信フォト)

 内閣府本庁舎の地下1階にある「関係者以外 立ち入り禁止」の張り紙が出された部屋。官邸と地下通路で結ばれたこの部屋が「皇室典範改正準備室」で、事実上、新元号選考作業の“秘密司令部”となっている。

 厳重な情報統制を敷かれる元号案はどんな最終候補が残っているのか。「元号の歴史社会学」が専門の社会学者・鈴木洋仁氏によると元号の選び方には法則があるという。日本の元号は247あり、中国の古典から選ばれているが、使われている漢字は全部で72種類と少ない。

「とくに昭和と平成の2つの元号には共通する特徴的な傾向があります。これまでの元号に使われたことがない『初登場』の漢字と『頻出』漢字の組み合わせになっていることです」(鈴木氏)

 昭和の「昭」は初登場で、それまで元号にも一般にも使われていなかった漢字。「和」は19回使われている。平成は「平」が12回使われているが、「成」は初登場だ。

 第二の法則は、これまで元号の頭文字に使われたのはアルファベット15文字、そのうち明治(M)、大正(T)、昭和(S)、平成(H)と近代以降の重複を避けるなら11文字になる。最も多いのは慶応などの「K」(61回)、次いで「E」(27回)「J」(21回)「G」(15回)「B」(15回)などと続く。鈴木氏はこう予測する。

関連記事

トピックス

神田沙也加さんはその短い生涯の幕を閉じた
《このタイミングで…》神田沙也加さん命日の直前に元恋人俳優がSNSで“ホストデビュー”を報告、松田聖子は「12月18日」を偲ぶ日に
NEWSポストセブン
(2025年11月、ラオス。撮影/横田紋子)
熱を帯びる「愛子天皇待望論」、オンライン署名は24才のお誕生日を節目に急増 過去に「愛子天皇は否定していない」と発言している高市早苗首相はどう動くのか 
女性セブン
「台湾有事」よりも先に「尖閣有事」が起きる可能性も(習近平氏/時事通信フォト)
《台湾有事より切迫》日中緊迫のなかで見逃せない「尖閣諸島」情勢 中国が台湾への軍事侵攻を考えるのであれば、「まず尖閣、そして南西諸島を制圧」の事態も視野
週刊ポスト
裁判が進むにつれ山上徹也被告にも徐々に変化があらわれたという(写真/共同通信社)
《引き金を引くことを生きる目的に》山上徹也被告が法廷で初めて感じた“安倍元首相の命を奪った”という強烈なリアリティー 鈴木エイト氏が傍聴席で見た“犯人の実像”
週刊ポスト
ハワイ別荘の裁判が長期化している(Instagram/時事通信フォト)
《大谷翔平のハワイ高級リゾート裁判が長期化》次回審理は来年2月のキャンプ中…原告側の要求が認められれば「ファミリーや家族との関係を暴露される」可能性も
NEWSポストセブン
今年6月に行われたソウル中心部でのデモの様子(共同通信社)
《韓国・過激なプラカードで反中》「習近平アウト」「中国共産党を拒否せよ!」20〜30代の「愛国青年」が集結する“China Out!デモ”の実態
NEWSポストセブン
大谷翔平と真美子さん(時事通信フォト)
《自宅でしっぽりオフシーズン》大谷翔平と真美子さんが愛する“ケータリング寿司” 世界的シェフに見出す理想の夫婦像
NEWSポストセブン
山上徹也被告が法廷で語った“複雑な心境”とは
「迷惑になるので…」山上徹也被告が事件の直前「自民党と維新の議員」に期日前投票していた理由…語られた安倍元首相への“複雑な感情”【銃撃事件公判】
NEWSポストセブン
お騒がせインフルエンサーのボニー・ブルー(時事通信フォト)
《潤滑ジェルや避妊具が押収されて…》バリ島で現地警察に拘束された英・金髪美女インフルエンサー(26) 撮影スタジオでは19歳の若者らも一緒だった
NEWSポストセブン
山本由伸選手とモデルのNiki(Instagramより)
「球場では見かけなかった…」山本由伸と“熱愛説”のモデル・Niki、バースデーの席にうつりこんだ“別のスポーツ”の存在【インスタでは圧巻の美脚を披露】
NEWSポストセブン
モンゴル訪問時の写真をご覧になる天皇皇后両陛下(写真/宮内庁提供 ) 
【祝・62才】皇后・雅子さま、幸せあふれる誕生日 ご家族と愛犬が揃った記念写真ほか、気品に満ちたお姿で振り返るバースデー 
女性セブン
「週刊ポスト」本日発売! プロ野球「給料ドロボー」ランキングほか
「週刊ポスト」本日発売! プロ野球「給料ドロボー」ランキングほか
NEWSポストセブン