互いを「ゆうくん」「瑠美さん」と呼び合うが、すべての決定権は菊池投手にあるという。
「年上だから私が決めているんじゃないか、と驚かれることもありますが、主導権は主人です。私はそれに従うだけ。意外と亭主関白なんです(笑い)」
出かける時の服装も菊池投手が決めるそうだ。
「『今日はこれがいいんじゃない?』と言われたものを着ますね。私はネイビーなど落ち着いた色を選んでしまいますが、主人はパステルカラーのワンピースとかそういうのを選んでくれます。きっと好みがあるんでしょう(笑い)」
家事全般をはじめ家のことはすべては深津さんがやり、菊池投手が思う存分、野球に集中できる環境を作ることを夫婦の決めごととしている。
「高校時代から登板前にはトイレ掃除をするというルーティンがあって、それだけは主人がやっています」
新天地となるアメリカ・シアトルの家はふたりで決めたが、契約金のことなどには彼女は口を出さない。
「契約の時に同席した方がいいんじゃないかと主人から言われましたが、つわりがピークだったこともあり、同席はしませんでした。後から報道を通じて知るくらいがちょうどいいです。それよりも『夢がかなって、ここからがスタートだね。さらに頑張ろうね』という話をしました」
撮影/浅野剛
※女性セブン2019年3月28日・4月4日号