ご近所ワークには、他にも以下のようなものがある。多い人の場合、すきま時間にご近所ワークを上手く組み合わせて、月の報酬額が15万円に到達する人もいる。
◆店舗調査/指定店舗へ訪問し、指定の設問内容についてチェック
◆品出し・前出し/指定店舗へ訪問し、自社の商品や販促物を陳列
◆新店・改装業務/指定店舗へ訪問し、自社の商品や什器、販促物を設置
◆開店前準備/清掃、備品補充、仕込みなど
◆棚卸/商品原価を把握するために商品の在庫を数える
◆物件撮影/WEBなどに使用する画像の撮影
◆空き家巡回/不動産会社が管理している空き家の点検・簡易清掃
世間には、家仕事に専念している期間をブランク(空白)と見なす風潮がある。本来は家仕事を通して様々な学び・成長があるはずで、家仕事期間をブランクとみなす風潮そのものには異議を唱えたい。
しかし、家仕事のみに追われていると、ついつい生活圏内だけに活動範囲をとどめてしまい、社会と疎遠になってしまいがちだ。日に日に仕事勘も鈍っていってしまう可能性は否定できない。
ご近所ワークは誰にでもできる手軽さが魅力の一つとはいえ、報酬を伴う仕事としての責任が発生する。すきま時間を利用して時折ご近所ワークをこなせば、その度に社会との接点が生まれる。真剣に取り組めば取り組むほど仕事勘のキープに役立てることができるのではないかと思う。
しゅふJOB総合研究所の調査で、働く主婦層に「日々のすきま時間を有効に使えるかどうかで、あなたの人生の豊かさは変わってくると思いますか」と質問したところ、「思う」53.1%、「どちらかと言えば思う」34.3%、合わせて87.4%に及んだ。
また、「もしすきま時間があったとしたら、その時間を使って、「副業等の仕事」をしたいと思いますか」という問いには、67.8%が「思う」と回答した。
日々忙しく家仕事に追われる中でも、すきま時間を活用する選択肢が多くなれば、それだけ人生をより豊かに過ごすことができる可能性は広がる。ご近所ワークという働き方も、そんな選択肢の一つとなりうる。