芸能

写真集が10分で完売した2.5次元俳優「すべての出会いを大切に」

「普段のヘアスタイルでおでこを出すことはないので、新鮮でした」

 大人気漫画の2.5次元舞台などに出演する若手俳優・松田 裕(23才)。3月31日に「銀座 蔦屋書店」で行われた自身初のファースト写真集発売イベントに参加するために予約販売した限定写真集・DVD・ポスターは、わずか10分でソールドアウト。新人としては異例の事態に、本人だけでなく、主催した蔦屋書店の担当者も大きな反響に驚きを隠さなかったという。そんな大注目の松田さんに、これまでの道のりから今後の目標まで話を聞いた。

──俳優を目指したきっかけは?

松田:俳優になることがずっと夢でした。広島から上京し美容学校に通いながら、焼き肉店でアルバイトしていた時に、野村誠一先生(所属事務所代表)にスカウトされたことがきっかけです。

──学校も辞めてしまったとか。

松田:父親には猛反対されましたが、俳優を目指す勉強に集中し、最優先したいという思いを、実家に帰り2週間かけて説得しました。最近では母から「お父さんが活躍をすごく楽しみにしている」と聞くと、素直にうれしいですし、もっと頑張らないといけないなと身が引き締まる思いです。

──目標にしている俳優は?

松田:幼い頃に見ていたドラマや映画では、小栗旬さんが大好きです。演技の幅の広さがすごくて、いろんな人生を体験できる俳優という仕事に憧れを持つきっかけになりました。

──初の単独イベントも大成功でした。

松田:本当に多くのかたに来ていただき、感謝の気持ちを直接お一人おひとりに伝えることができてうれしかったです。自分の人生において、忘れられない一日となりました。感動と興奮で、家に帰ってもなかなか寝付けませんでした。今回のイベントに関わってくださったすべての皆さまに感謝の気持ちでいっぱいです。

──今後の目標は?

松田:舞台で演技をさせていただいた経験をもとに、今後はドラマや映画などの映像作品にも挑戦したいと思っています。いろんな作品に関わらせていただき、演技力の向上はもちろんですが、出会いの一つひとつを大切にし、「こいつと仕事がしたい」と思っていただけるよう、全力を尽くしていきます!

【プロフィール】
まつだ・ひろ/1995年10月3日生まれ。広島県出身。2015年に舞台デビュー。2016年、ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」“烏野、復活!”に常波高校・池尻隼人役で出演し人気を博す。以後舞台を中心に活躍し、2018年4月より東京ワンピースタワーONE PIECE LIVE ATTRACTION『PHANTOM』にロロノア・ゾロ役で出演。

撮影/野村誠一

関連キーワード

関連記事

トピックス

小磯の鼻を散策された上皇ご夫妻(2025年10月。読者提供)
美智子さまの大腿骨手術を担当した医師が収賄容疑で逮捕 家のローンは返済中、子供たちは私大医学部へ進学、それでもお金に困っている様子はなく…名医の隠された素顔
女性セブン
吉野家が異物混入を認め謝罪した(時事通信、右は吉野家提供)
《吉野家で異物混入》黄ばんだ“謎の白い物体”が湯呑みに付着、店員からは「湯呑みを取り上げられて…」運営元は事実を認めて「現物残っておらず原因特定に至らない」「衛生管理の徹底を実施する」と回答
NEWSポストセブン
北朝鮮の金正恩総書記(右)の後継候補とされる娘のジュエ氏(写真/朝鮮通信=時事)
北朝鮮・金正恩氏の後継候補である娘・ジュエ氏、漢字表記「主愛」が改名されている可能性を専門家が指摘 “革命の血統”の後継者として与えられる可能性が高い文字とは
週刊ポスト
英放送局・BBCのスポーツキャスターであるエマ・ルイーズ・ジョーンズ(Instagramより)
《英・BBCキャスターの“穴のあいた恥ずかしい服”投稿》それでも「セクハラに毅然とした態度」で確固たる地位築く
NEWSポストセブン
箱わなによるクマ捕獲をためらうエリアも(時事通信フォト)
「箱わなで無差別に獲るなんて、クマの命を尊重しないやり方」北海道・知床で唱えられる“クマ保護”の主張 町によって価値観の違いも【揺れる現場ルポ】
週刊ポスト
火災発生後、室内から見たリアルな状況(FBより)
《やっと授かった乳児も犠牲に…》「“家”という名の煉獄に閉じ込められた」九死に一生を得た住民が回想する、絶望の光景【香港マンション火災】
NEWSポストセブン
11月24日0時半ごろ、東京都足立区梅島の国道でひき逃げ事故が発生した(右/読者提供)
【足立区11人死傷】「ドーンという音で3メートル吹き飛んだ」“ブレーキ痕なき事故”の生々しい目撃談、28歳被害女性は「とても、とても親切な人だった」と同居人語る
NEWSポストセブン
「アスレジャー」の服装でディズニーワールドを訪れた女性が物議に(時事通信フォト、TikTokより)
《米・ディズニーではトラブルに》公共の場で“タイトなレギンス”を普段使いする女性に賛否…“なぜ局部の形が丸見えな服を着るのか” 米セレブを中心にトレンド化する「アスレジャー」とは
NEWSポストセブン
日本体育大学は2026年正月2日・3日に78年連続78回目の箱根駅伝を走る(写真は2025年正月の復路ゴール。撮影/黒石あみ<小学館>)
箱根駅伝「78年連続」本戦出場を決めた日体大の“黄金期”を支えた名ランナー「大塚正美伝説」〈1〉「ちくしょう」と思った8区の区間記録は15年間破られなかった
週刊ポスト
「高市答弁」に関する大新聞の報じ方に疑問の声が噴出(時事通信フォト)
《消された「認定なら武力行使も」の文字》朝日新聞が高市首相答弁報道を“しれっと修正”疑惑 日中問題の火種になっても訂正記事を出さない姿勢に疑問噴出
週刊ポスト
ラオスへの公式訪問を終えた愛子さま(2025年11月、ラオス。撮影/横田紋子)
《愛子さまがラオスを訪問》熱心なご準備の成果が発揮された、国家主席への“とっさの回答” 自然体で飾らぬ姿は現地の人々の感動を呼んだ 
女性セブン
山上徹也被告(共同通信社)
「金の無心をする時にのみ連絡」「断ると腕にしがみついて…」山上徹也被告の妹が証言した“母へのリアルな感情”と“家庭への絶望”【安倍元首相銃撃事件・公判】
NEWSポストセブン