• TOP
  • ライフ
  • 認知症検査のアミロイドPET ボケ招くたんぱく質を早期発見

ライフ

2019.05.02 16:00  週刊ポスト

認知症検査のアミロイドPET ボケ招くたんぱく質を早期発見

 新井医師が院長を務めるアルツクリニック東京で受診できる「健脳ドック」では、最初に問診と血液検査を行ない、続けてアミロイドPET検査を行なった後、認知機能検査と頭部MRI検査を行なう。所要時間はおよそ2時間だ。

 検査結果は「異常所見なし」「発症リスクあり」「前駆状態」「軽度認知障害(MCI)疑い」「初期認知症疑い」の5段階で評価する。注目すべきは、「軽度認知障害(MCI)の疑い」が発見可能なことだ。

「MCIは認知症の前段階を指し、正常時に比べて認知機能の低下はあるけど、自立した生活はできる状態です。以前は認知症を発症したら後戻りできませんでしたが、現在はMCIの段階で早期発見して、生活習慣の見直しや非薬物療法に取り組むことで、かなりの改善が見込めます。実際にMCIのうち10~20%は元通りの状態に戻ることができ、『リバーター』と呼ばれます」(新井医師)

 PET検査は保険適用外で、「健脳ドック」は約60万円かかる。検査時間は2時間で、結果受け取りまでは10日間、検査前には、血液検査、問診、検査薬剤の注入がある。

「家系にアルツハイマーを発症した人がいる場合、体質的に受け継いでいる可能性があるので受けてみる価値はあります。遺伝以外では、高血圧や糖尿病などの危険因子がある人が発症率が高いといわれている。アミロイドβは長い年月をかけて蓄積するので、50代になったら受診してほしい」(新井医師)

※週刊ポスト2019年5月3・10日号

関連記事

トピックス