◆北里柴三郎(医学者、細菌学者)が野口英世の葬儀の際に捧げた弔辞
【総評】「美しく、バランスが取れたいい字です。長い左払いからは自己演出が得意なことが窺え、長い右払いからは研究に没頭する集中力の高さを感じ取ることができます」
【1】縦線を長めに書く筆跡に向上心の高さが表われている?右払いも左払いも長くて美しい。
●たかはし・ふみ/1979年生まれ、東京都出身。セミプライベート書道・ペン字レッスンを実施する書道サロン「墨麗」主宰。書を通して麗しき社会の実現に貢献しようと、書道家のかたわら筆跡アドバイザーとしても活躍中。
■写真/渋沢史料館、写真/個人蔵 (公財)野口英世記念館
※週刊ポスト2019年5月31日号