実際、井上はプロデビュー後に変則タイプのボクサーとの対戦経験はない。
「そういう対戦も見たいですよね。ただ、それでも倒すのは難しいだろうなぁ……」(内藤)
思案の末、内藤の口からはこんな妙案も飛び出した。
「テレビやイベントへの出演が増えて、練習時間が減ったりしたら……あるいはね。でも、彼は本当にストイックなボクサーだし、浮かれてバラエティに出まくるとか、女遊びをするようなタイプには見えないんだよなぁ~(苦笑)」
“強すぎて敵がいない”ことが、井上にとって最大の難敵なのかもしれない。
※週刊ポスト2019年6月7日号