中学の卒業アルバムより
「川崎市が会見を開き、高齢の伯父夫婦が訪問介護のヘルパーを受け入れるにあたり、引きこもり状態にある岩崎容疑者のことで市に相談があったことを明らかにしました。市ははっきりと明言しませんでしたが、最近になって介護ヘルパーの訪問を受け入れていたようです。近隣住人たちが目撃していたのは、ヘルパーの女性だったのではないか」(社会部記者)
岩崎家は近隣との付き合いが薄かったため、介護ヘルパーが「家族」や「お嫁さん」と誤解されていたようだ。しかし、この女性の存在が目撃されるようになって間もなく、岩崎容疑者は犯行に及んだ。
岩崎家には伯父夫婦の姿もすでになく、出入りする者は誰もいない。ヘルパーへの誤解は、岩崎家が陥っていた“孤独”を象徴していたのかもしれない。
※週刊ポスト2019年6月21日号