ライフ

輸入牛ステーキを絶対においしくする「焼き方テクニック」

輸入牛ステーキがおいしくなる焼き方

 2019年1月、牛肉の輸入量は前年の1.4倍に拡大し、今後さらに増える予想(財務省「貿易統計」より)。日本人好みの味が研究されたり、関税が下がったりと、どんどん身近になる輸入牛肉。そこで輸入牛ステーキをおいしく焼くテクニックを紹介する。

 教えてくれたのは、お肉検定1級、バーベキュー上級インストラクターの資格を持ち、社のイベントなどで肉の楽しみ方を提案する、エバラ食品工業宣伝企画課の田中敬二さん。

「果実などの材料に漬け込むと、有機酸の効果で肉の筋線維に隙間ができ、肉汁たっぷりの軟らかいステーキが焼けます!」(田中さん・以下同)

◆漬けワザでにおいと硬さを解消!

保存袋に入れてたれを漬け込む

 焼く前に肉を漬け込むことで、においを抑えジューシーに。写真はりんごなどの果実を使用した焼き肉のたれ。

「保存袋に肉とたれを入れたら空気を抜き、30分程常温で漬け込みます。常温に戻すことで、表面が焦げたり、焼きむらができたりといった失敗が防げます」

たれに漬け込むことで、香ばしさや旨みもUP!

◆漬け込みに使える食材はコレ!

 玉ねぎのプロテアーゼ、ヨーグルトの乳酸菌がたんぱく質を分解して肉を軟らかく。炭酸水には保水性があるのでジューシーに。

 焼き肉のたれで旨みもUP。糖、アミノ酸、果実などに含まれる有機酸の効果で肉の線維が軟らかくなる(エバラ「黄金の味」の場合)。

◆香ばしさで旨みUP

キッチンペーパーで軽く拭き取る

「たれに含まれる糖やアミノ酸が加熱されると、香ばしい香りが発生するとともに旨みを何倍にも感じられます。表面についたたれは、キッチンペーパーで軽く拭き取ると、焦げにくくなりますよ」

◆焼きすぎない!

焼け具合が気になるときは真ん中からふたつにカットして確認

「お肉の中心温度が65℃を超えるとコラーゲンが収縮して硬くなってしまいます。最後に火を止めたフライパンの上で2分程休ませるか、アルミホイルで包んでおくと余熱で中心まで火が通ります。

 焼け具合が心配なときは真ん中からふたつにカットして確認。もう少し、という場合は再加熱を」

撮影/玉井幹郎

※女性セブン2019年6月27日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

全国でクマによる被害が相次いでいる(AFLO/時事通信フォト)
「“穴持たず”を見つけたら、ためらわずに撃て」猟師の間で言われている「冬眠しない熊」との対峙方法《戦前の日本で発生した恐怖のヒグマ事件》
NEWSポストセブン
韓国のガールズグループ「AFTERSCHOOL」の元メンバーで女優のNANA(Instagramより)
《ほっそりボディに浮き出た「腹筋」に再注目》韓国アイドル・NANA、自宅に侵入した強盗犯の男を“返り討ち”に…男が病院に搬送  
NEWSポストセブン
ラオスに到着された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月17日、撮影/横田紋子)
《初の外国公式訪問》愛子さま、母・雅子さまの“定番”デザインでラオスに到着 ペールブルーのセットアップに白の縁取りでメリハリのある上品な装い
NEWSポストセブン
ドジャース入団時、真美子さんのために“結んだ特別な契約”
《スイートルームで愛娘と…》なぜ真美子さんは夫人会メンバーと一緒に観戦しないの? 大谷翔平がドジャース入団時に結んでいた“特別な契約”
NEWSポストセブン
山上徹也被告の公判に妹が出廷
「お兄ちゃんが守ってやる」山上徹也被告が“信頼する妹”に送っていたメールの内容…兄妹間で共有していた“家庭への怒り”【妹は今日出廷】
NEWSポストセブン
靖国神社の春と秋の例大祭、8月15日の終戦の日にはほぼ欠かさず参拝してきた高市早苗・首相(時事通信フォト)
高市早苗・首相「靖国神社電撃参拝プラン」が浮上、“Xデー”は安倍元首相が12年前の在任中に参拝した12月26日か 外交的にも政治日程上も制約が少なくなるタイミング
週刊ポスト
相撲協会の公式カレンダー
《大相撲「番付崩壊時代のカレンダー」はつらいよ》2025年は1月に引退の照ノ富士が4月まで連続登場の“困った事態”に 来年は大の里・豊昇龍の2横綱体制で安泰か 表紙や売り場の置き位置にも変化が
NEWSポストセブン
三重県を訪問された天皇皇后両陛下(2025年11月8日、撮影/JMPA)
《季節感あふれるアレンジ術》雅子さまの“秋の装い”、トレンドと歴史が組み合わさったブラウンコーデがすごい理由「スカーフ1枚で見違えるスタイル」【専門家が解説】
NEWSポストセブン
俳優の仲代達矢さん
【追悼】仲代達矢さんが明かしていた“最大のライバル”の存在 「人の10倍努力」して演劇に人生を捧げた名優の肉声
週刊ポスト
10月16日午前、40代の女性歌手が何者かに襲われた。”黒づくめ”の格好をした犯人は現在も逃走を続けている
《ポスターに謎の“バツ印”》「『キャー』と悲鳴が…」「現場にドバッと血のあと」ライブハウス開店待ちの女性シンガーを “黒づくめの男”が襲撃 状況証拠が示唆する犯行の計画性
NEWSポストセブン
全国でクマによる被害が相次いでいる(右の写真はサンプルです)
「熊に喰い尽くされ、骨がむき出しに」「大声をあげても襲ってくる」ベテラン猟師をも襲うクマの“驚くべき高知能”《昭和・平成“人食い熊”事件から学ぶクマ対策》
NEWSポストセブン
オールスターゲーム前のレッドカーペットに大谷翔平とともに登場。夫・翔平の横で際立つ特注ドレス(2025年7月15日)。写真=AP/アフロ
大谷真美子さん、米国生活2年目で洗練されたファッションセンス 眉毛サロン通いも? 高級ブランドの特注ドレスからファストファッションのジャケットまで着こなし【スタイリストが分析】
週刊ポスト