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天皇陛下も赤いふんどし姿で参加 学習院伝統の遠泳行事

皇居ランで汗を流す天皇陛下(共同通信社)

 日本各地、時には海外を訪問し、分刻みのスケジュールをこなす天皇や皇族方の務めは“体力勝負”だ。ハードな公務を担うため、皇室には単なる体調管理以上の「肉体鍛錬法」がある。

●姿勢の良さは「乗馬」から

 上皇は、高校時代に馬術部に所属した。結婚後は、美智子上皇后も交えて、当時のチームメイトと皇居内の馬場で乗馬を楽しんだ。

「天皇陛下や秋篠宮さまが成長されてからは、ポロに似た古式馬術の『打毬』に、ご家族で興じることもありました。また、現在でも、御料牧場へ足を運ばれたときに、雅子さまや愛子さまが乗馬をされることがあります。馬を乗りこなすには、不安定な馬上で良い姿勢をキープできなければなりません。式典などで、長時間正しい姿勢をとっていなければならない皇族にとっては、皇室ならではの乗馬という趣味が、効果を発揮していると言えます」(皇室ジャーナリスト・神田秀一氏)

●学習院の伝統「遠泳」が心身を鍛える

 学習院は、皇室のために作られた学校だ。学習院中・高等科では、毎年夏、静岡・沼津市で臨海学校が行なわれる。目的は駿河湾での「遠泳」だ。

「かつては伝統の赤いふんどし姿で行なわれるもので、天皇陛下も参加しました。遠泳は、我慢すればするだけ距離が伸びるもので、肉体とともに精神も鍛えられるものです。愛子さまも、学習院女子中等科2年だった2015年に遠泳に参加され、3キロを“完泳”。水泳が苦手とされていたのですが、水泳の授業で特訓を重ね泳ぎ切った」(学習院関係者)

運動神経抜群の愛子さま(JMPA)

※週刊ポスト2019年7月5日号

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