日ハムのユニフォームに袖を通した宇佐見は移籍直後からスタメン入りし、7月2日の西武戦で4打数3安打の猛打賞。チームの連敗を6で止める活躍だった。
2017年、「打てる捕手」としてブレイクした宇佐見だが、今季は巨人での一軍出場はわずか3試合。小林誠司(30)や炭谷銀仁朗(31)、大城卓三(26)に加え、捕手復帰した阿部慎之助(40)もいる。原辰徳監督(60)からすれば、宇佐見は構想外。そこに日ハムが目をつけたのだ。
「厚い戦力に阻まれて出場機会が限られていたり、有望な新人の加入でここ数年活躍できていない選手に白羽の矢が立つ」(同前)
また、中日からオリックスに金銭トレードされたモヤ(27)は移籍初打席弾を放った。
宇佐見やモヤのような“掘り出し物”は各チームにまだまだ眠っている。戦力に手薄なポイントのあるチームは、「あの選手、飼い殺しなんてもったいない!」「ウチに来たらピッタリはまる!」と、虎視眈々と狙いをつけている。
※週刊ポスト2019年7月19・26日号