反日姿勢を崩さないが…(EPARK=時事)
日本統治時代の出来事について、韓国は多くの歴史問題を指摘して日韓の軋轢を生んだが、その主張には誤りも多い。現在の対韓輸出規制の背景ともなった徴用工問題もそのひとつだ。
韓国は「強制連行された朝鮮人が不当に安い賃金で過酷な強制労働に従事させられた」と訴える。
日本の公益財団法人・労働科学研究所がまとめた『半島労務者勤労状況に関する調査報告』によれば、日本人と朝鮮人の平均賃金格差は確かに存在したが、それは勤続年数の差に起因しており、同じ勤続年数なら同じ賃金を貰っていたことが記されている。
また、徴用工の過酷な労働実態を伝える“証拠写真”に誤りが発覚しても、韓国メディアは訂正することなく使用し続けている。
慰安婦問題でも実態と乖離した数が喧伝される。韓国が主張する慰安婦の総数は20万人だが、当時の20~40歳までの女性の数は250万人程度。韓国の主張通り20万人とすれば、12人に1人が慰安婦だった計算になる。元朝日新聞ソウル特派員の前川惠司氏が語る。
「現実的な数字ではない。実際には2万人程度だったという説がある」
※週刊ポスト2019年8月9日号