プレー中に食べていたお菓子「タラタラしてんじゃねーよ」には、問い合わせ殺到(写真/時事通信社)

 そんな渋野選手を変えたのは、両親のアドバイスだったという。

「“感情を出すとスコアが乱れる。常に笑っていろ”と言われ、プレー中に笑顔をたやさなくなってから大きく変わった。全英オープンでの笑顔も実は“作り笑顔”です。

 さらに彼女はその先もすごい。今ゴルフ選手で、ギャラリーとハイタッチをするのは、世界でもトップ中のトップであるアメリカのフィル・ミケルソン選手(49才)くらい。彼はニコニコしながらハイタッチをするのですが、実はそうできる選手はいません。ゴルフはメンタルのスポーツですし、ちょっと指を痛めるなど何かあったら大変ですから。でも、ミケルソン選手はハイタッチによってギャラリーを味方にしてしまう。実は、渋野選手もあっけらかんとハイタッチをしてみせる。これができるのは世界で“2人だけ”といえるほどの好感度と度胸だと思います」(女子ツアー関係者)

 渋野選手の次の目標は「東京五輪出場」だという。

「彼女の両親はともに陸上部出身。父親は円盤投げ、母親はやり投げの選手でした。アスリートにとって五輪は憧れです。一度は夢見たことでしょう。だから、渋野選手の五輪出場は、本人だけでなく両親の夢でもあるそうです」(渋野選手の知人)

 東京五輪のゴルフ競技では、来年6月30日時点での五輪ポイント上位60人、原則1か国2人に出場優先権が与えられる。今回の全英オープン優勝で、渋野の世界ランキングは14位(8月6日現在)にアップし、畑岡に次いで日本人2位。

「女子の代表争いは激烈ですが、可能性はグッと高まったといえます」(ゴルフ関係者)

 東京五輪の表彰台の真ん中で、再びあの笑顔を見せてほしい。

※女性セブン2019年8月22・29日号

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