国内

天皇陛下 ご成婚後初滞在の宿で見せた雅子さまへの気遣い

盛岡を旅された時の宿

最上階の南側、盛岡市内を一望できる『インペリアルルーム』に滞在された

「世紀のロイヤルウエディング」から26年。日本、世界の各地をご公務で訪れた雅子さまは、平成から令和に替わり、皇太子妃から皇后になられた。国民と共に歩み、慈しむ、そのお姿は、新たな時代が始まってから3か月経ってなお一層輝きを増している。雅子さまが旅した軌跡を追い、天皇陛下と、愛子さまと過ごされた宿を紹介する。

●教えてくれたのは…
文筆家・竹内正浩さん/JTB勤務を経て、文筆家、歴史探訪家として活躍。旅を通じて国民に寄り添った上皇上皇后両陛下の30年間の歴史を凝縮した『旅する天皇』(小学館刊)など。

■盛岡グランドホテル (ご滞在日:平成5年7月13日) 住所:岩手県盛岡市愛宕下1-10

令和への改元を記念して来訪時のメニューを再現した『ロイヤルディナーコース』を提供中(~8月31日)

 昭和45年に昭和天皇皇后両陛下をお迎えする迎賓館として、その5年前に盛岡市内を一望する愛宕山の中腹に建てられた。以来、皇室の方々を約40回迎え、雅子さまがご成婚後初めて滞在した宿もこちら。

「初のご公務で緊張された雅子さまを陛下が気遣われていた姿が忘れられません。『一生全力でお守りします』というお言葉の通りでした。約3か月後、再び宿泊された時にはすっかり慣れたご様子で、一人でも多くの国民に笑顔を届けようとする雅子さまのお気遣いを感じました」(常務執行役員・赤坂勝さん)

 令和への改元を記念して来訪時のメニューを再現した『ロイヤルディナーコース』を提供中だ(8/31まで)。

「少しでもおふたりの時間を楽しんでいただきたく、あえて給仕をつけない前沢牛のしゃぶしゃぶをメインディッシュに」(赤坂さん)

結婚後初の公務でほほ笑む雅子さま

当時の陛下と雅子さま(結婚後初の地方公務、『第29回献血運動推進全国大会』)

関連記事

トピックス

球種構成に明らかな変化が(時事通信フォト)
大谷翔平の前半戦の投球「直球が6割超」で見えた“最強の進化”、しかしメジャーでは“フォーシームが決め球”の選手はおらず、組み立てを試行錯誤している段階か
週刊ポスト
参議院選挙に向けてある動きが起こっている(時事通信フォト)
《“参政党ブーム”で割れる歌舞伎町》「俺は彼らに賭けますよ」(ホスト)vs.「トー横の希望と参政党は真逆の存在」(トー横キッズ)取材で見えた若者のリアルな政治意識とは
NEWSポストセブン
ベビーシッターに加えてチャイルドマインダーの資格も取得(横澤夏子公式インスタグラムより)
芸人・横澤夏子の「婚活」で学んだ“ママの人間関係構築術”「スーパー&パークを話のタネに」「LINE IDは減るもんじゃない」
NEWSポストセブン
LINEヤフー現役社員の木村絵里子さん
LINEヤフー現役社員がグラビア挑戦で美しいカラダを披露「上司や同僚も応援してくれています」
NEWSポストセブン
モンゴル滞在を終えて帰国された雅子さま(撮影/JMPA)
雅子さま、戦後80年の“かつてないほどの公務の連続”で体調は極限に近い状態か 夏の3度の静養に愛子さまが同行、スケジュールは美智子さまへの配慮も 
女性セブン
場所前には苦悩も明かしていた新横綱・大の里
新横綱・大の里、場所前に明かしていた苦悩と覚悟 苦手の名古屋場所は「唯一無二の横綱」への起点場所となるか
週刊ポスト
医療的ケア児の娘を殺害した母親の公判が行われた(左はイメージ/Getty、右は福岡地裁)
24時間介護が必要な「医療的ケア児の娘」を殺害…無理心中を計った母親の“心の線”を切った「夫の何気ない言葉」【判決・執行猶予付き懲役3年】
NEWSポストセブン
近況について語った渡邊渚さん(撮影/西條彰仁)
渡邊渚さんが綴る自身の「健康状態」の変化 PTSD発症から2年が経ち「生きることを選択できるようになってきた」
NEWSポストセブン
昨年12月23日、福島県喜多方市の山間部にある民家にクマが出現した(写真はイメージです)
《またもクレーム殺到》「クマを殺すな」「クマがいる土地に人間が住んでるんだ!」ヒグマ駆除後に北海道の役場に電話相次ぐ…猟友会は「ヒグマの肉食化が進んでいる」と警鐘
NEWSポストセブン
レッドカーペットを彩った真美子さんのピアス(時事通信)
《価格は6万9300円》真美子さんがレッドカーペットで披露した“個性的なピアス”はLAデザイナーのハンドメイド品! セレクトショップ店員が驚きの声「どこで見つけてくれたのか…」【大谷翔平と手繋ぎ登壇】
NEWSポストセブン
竹内朋香さん(左)と山下市郎容疑者(左写真は飲食店紹介サイトより。現在は削除済み)
《浜松ガールズバー殺人》被害者・竹内朋香さん(27)の夫の慟哭「妻はとばっちりを受けただけ」「常連の客に自分の家族が殺されるなんて思うかよ」
週刊ポスト
真美子さん着用のピアスを製作したジュエリー工房の経営者が語った「驚きと喜び」
《真美子さん着用で話題》“個性的なピアス”を手がけたLAデザイナーの共同経営者が語った“驚きと興奮”「子どもの頃からドジャースファンで…」【大谷翔平と手繋ぎでレッドカーペット】
NEWSポストセブン