「おむつを流すことによって詰まりが発生! 利用できなくなることがあります。これ以上、続く場合は、やむを得ず、費用を請求することになりますのでご承知おきください」
張り紙の横には、おむつを入れる専用のゴミ箱が置いてあった。つまり、この物流センターでは何らかの理由でおむつをしている人も、アルバイトとして働いているのだ。
●よこた・ますお/1965年福岡県生まれ。関西学院大学を卒業後、予備校講師を経て、アメリカ・アイオワ大学ジャーナリズム学部で修士号を取得。1993年に帰国後、物流業界紙『輸送経済』の記者、編集長を務める。1999年よりフリーランスとして活躍。主な著書に、『潜入ルポ アマゾン・ドット・コムの光と影』『仁義なき宅配』『ユニクロ潜入一年』など。
※週刊ポスト2019年9月6日号