即戦力の呼び声高い星稜・奥川(撮影/藤岡雅樹)
「日本ハムはフロント主導で育成ありきのドラフト戦略を立てているようですが、勝利至上主義の阪神や巨人では、現場主導で即戦力の奥川君を優先することになるのではないか。
阪神はドラフト会議に球団幹部、スカウト、監督が出席しますが、指名選手の決定は現役監督の意向が尊重される傾向にあります。今年の阪神は先発が不足している状況ですし、1年目の矢野(燿大)監督がBクラスでシーズンを終えれば、即戦力を優先することになるでしょうね」
巨人も今季、原辰徳監督は先発のコマ不足に悩まされている。ちなみに、エース・菅野智之も、奥川について「天性の腕の使い方をしている。あれは教えられてもできない」とスポーツ番組で絶賛。1年目からの先発ローテーション入りも「余裕でしょ」とラブコールを送っている。
※週刊ポスト2019年9月6日号