各地に支店を作り全国展開に注力するほか、生産拠点も拡大している。
「鮮度が重要な商品なので、生産拠点と物流拠点が近くないと厳しく、拡大には時間がかかります。当社の工場は関東が中心で、西日本は滋賀の1工場でカバーしていましたが、2017年に兵庫にも増設して2工場体制となり、一気に展開がしやすくなりました」(曽根田部長)
発売30年たった流水麺には、なお“野望”がある。
「共働き世帯の増加など、社会環境の変化もあり、時短で調理をしたい人が増えてきたことも、需要が増えている要因かもしれません。ご高齢の方が、火を使わないで食べられるのは安全面のメリットもあると聞きます。夏場だけでなく通年での需要も増えてきたので、今後も少なくとも毎年2ケタ伸長を目指していきたいです」(曽根田部長)