「利き脳チェック」とは、京都大学の名誉教授・坂野登さんの研究をもとにし、物事のインプット(認識、理解)とアウトプット(表現、行動)において、右脳と左脳それぞれが司る分野のどちらを得意としているかを判別するもの。これに高原さんの片付け術を当てはめ、坂野さんが約1000人を対象に調査した結果、9割の人が「自分のタイプに当てはまる」と答えた、“お墨付き”だ。
まずは、図のような指組み、腕組みで、自分の「脳タイプ」を調べてみよう。
◆10秒でわかる! 4つの「脳タイプ」
右脳は感情や直感、左脳は計算や文字の読み書きなどを司っている。指を組んだ時、右手の親指が下になっていれば、インプットは右脳の方が得意な「右利き」だ。次に、腕を組んだ時、右腕が下になっていれば、アウトプットも右利きとなり、「右右脳」タイプと分類される。直感で物事を判断し、感情豊かに表現するタイプだといえる。
「このほか、直感したことを論理的に表現する『右左脳』、細かく分析して合理的に行動に移すのが得意な『左左脳』、自分なりに分析、思考したことを感覚的に表現する『左右脳』の4タイプがあります。左右脳は、数学の式を絵画や音楽で表現するタイプだといえばわかりやすいでしょう」
散らかす傾向やモノを仕分ける基準、適した収納方法は、この4タイプに分けられるという。高原さんにそれぞれの特徴と片付け法を聞いた。
◆感覚派の右右脳タイプは「好きな気持ち」を最優先