国内

SNSいじめ対策、親子でやるべき証拠収集と教師との連携

SNSでのいじめには早期対処が肝心

 最近の子供達の“いじめ”はリアルの場からSNSやLINEに移っている面もあるという。最近のSNSいじめの場合、加害者がうまく証拠を隠すので、はたから見ると、それが本当にいじめかどうかわかりにくい。しかし、被害者が“つらい”“悲しい”と感じていたら、もうそれはいじめと断言していい。

 証拠が消される前に先手を打つにはどうすればいいか。わが子がSNSを通じて苦痛を受けていたら、まずすべきことは証拠の確保だ。

 アップされたメッセージや動画は前述の通り、消される可能性が高いので、見たらすぐか、あるいは24時間以内に、「スクリーンショット(通称スクショ)」機能で画面ごとに撮影して保存しておこう。詳しい方法は以下の通りだ。

【1】「スクリーンショット」で該当画面を撮影して保存
 スクリーンショットとは、スマホやPCの“画面”を撮影できる機能。機種により撮り方は若干異なるが、本体の電源ボタンと音量の「下」ボタンを同時に押す方法が主流だ。ポイントは、投稿された日付や時間が入るように撮ることと、問題となる投稿だけでなくその前後の流れも撮ること。画像はPCや親のスマホなどに送信して複数の機器に保存しておくと安心。

【2】画像が撮れなかったらメモも有効
 証拠画像が撮れなかった場合は、「いつ・誰に・どこで・どんなことを言われ・どんな気分になったか」を時系列にしてメモに残そう。これもちゃんと証拠になる。

 そしてその後は必ず、学校に相談してほしいと、国立大学附属中学校の校長で、いじめ問題を研究する千葉大学教育学部教授の藤川大祐さんは話す。

関連キーワード

関連記事

トピックス

(EPA=時事)
《2025の秋篠宮家・佳子さまは“ビジュ重視”》「クッキリ服」「寝顔騒動」…SNSの中心にいつづけた1年間 紀子さまが望む「彼女らしい生き方」とは
NEWSポストセブン
イギリス出身のお騒がせ女性インフルエンサーであるボニー・ブルー(AFP=時事)
《大胆オフショルの金髪美女が小瓶に唾液をたらり…》世界的お騒がせインフルエンサー(26)が来日する可能性は? ついに編み出した“遠隔ファンサ”の手法
NEWSポストセブン
初公判は9月9日に大阪地裁で開かれた
「全裸で浴槽の中にしゃがみ…」「拒否ったら鼻の骨を折ります」コスプレイヤー・佐藤沙希被告の被害男性が明かした“エグい暴行”「警察が『今しかないよ』と言ってくれて…」
NEWSポストセブン
指名手配中の八田與一容疑者(提供:大分県警)
《ひき逃げ手配犯・八田與一の母を直撃》「警察にはもう話したので…」“アクセルベタ踏み”で2人死傷から3年半、“女手ひとつで一生懸命育てた実母”が記者に語ったこと
NEWSポストセブン
初公判では、証拠取調べにおいて、弁護人はその大半の証拠の取調べに対し不同意としている
《交際相手の乳首と左薬指を切断》「切っても再生するから」「生活保護受けろ」コスプレイヤー・佐藤沙希被告の被害男性が語った“おぞましいほどの恐怖支配”と交際の実態
NEWSポストセブン
国分太一の素顔を知る『ガチンコ!』で共演の武道家・大和龍門氏が激白(左/時事通信フォト)
「あなたは日テレに捨てられたんだよっ!」国分太一の素顔を知る『ガチンコ!』で共演の武道家・大和龍門氏が激白「今の状態で戻っても…」「スパッと見切りを」
NEWSポストセブン
2009年8月6日に世田谷区の自宅で亡くなった大原麗子
《私は絶対にやらない》大原麗子さんが孤独な最期を迎えたベッドルーム「女優だから信念を曲げたくない」金銭苦のなかで断り続けた“意外な仕事” 
NEWSポストセブン
ドラフト1位の大谷に次いでドラフト2位で入団した森本龍弥さん(時事通信)
「二次会には絶対来なかった」大谷翔平に次ぐドラフト2位だった森本龍弥さんが明かす野球人生と“大谷の素顔”…「グラウンドに誰もいなくなってから1人で黙々と練習」
NEWSポストセブン
小説「ロリータ」からの引用か(Aでメイン、民主党資料より)
《女性たちの胸元、足、腰に書き込まれた文字の不気味…》10代少女らが被害を受けた闇深い人身売買事件で写真公開 米・心理学者が分析する“嫌悪される理由”とは
NEWSポストセブン
国宝級イケメンとして女性ファンが多い八木(本人のInstagramより)
「国宝級イケメン」FANTASTICS・八木勇征(28)が“韓国系カリスマギャル”と破局していた 原因となった“価値感の違い”
NEWSポストセブン
今回公開された資料には若い女性と見られる人物がクリントン氏の肩に手を回している写真などが含まれていた
「君は年を取りすぎている」「マッサージの仕事名目で…」当時16歳の性的虐待の被害者女性が訴え “エプスタインファイル”公開で見える人身売買事件のリアル
NEWSポストセブン
タレントでプロレスラーの上原わかな
「この体型ってプロレス的にはプラスなのかな?」ウエスト58センチ、太もも59センチの上原わかながムチムチボディを肯定できるようになった理由【2023年リングデビュー】
NEWSポストセブン