政治家の妻になっても“私らしく”を選択

「佳代子さんは講演会に引っ張りだこなんですが、『私なんてね、決して成功例じゃないもの。米倉涼子さんは“私、失敗しませんから”でいいですけど、私の場合、“私、失敗だらけですから”ね。こんな私と違って全然あちらはいいわね。でも、ひとつどんな女性にでも言えることは、働く女性はどんな状況でも簡単に仕事をやめてはダメ。誰かの妻や誰かの母というのではなく、自分の居場所があることはとても大切なこと』と一気に話していました。どこか会ったことのない滝川さんへのメッセージに聞こえましたね。

 無理することはないけど、はじめはきちんと政治家の妻として頑張ってみた方がいい、そして自分の居場所、仕事を大切にしていった方がいい、自分のように失敗してはダメだと伝えたかったのかもしれません」(前出・知人)

 そのうえで佳代子さんは、いたずらっぽくこう付け加えたという。

「『私にとって大切なのは、“や・め・る・な”というドットが入った4文字。滝クリさんは“お・も・て・な・し”の5文字が大切でしょうけど、私は4文字ね』と大笑いしながら話していました。でも、なんだかんだいって滝川さんのことを少しは調べているので、やはり気になるんでしょうね」(前出・知人)

 37年の間、離れ離れで暮らしていた息子の結婚を静かに見守る佳代子さん。直接連絡をもらえない寂しさはないのかと聞くと、こう答えたという。

「寂しいとかつらいとか考える暇もありませんでしたよ。ただこちらが望もうが望むまいが、テレビや新聞が近況を知らせてくれます。結婚もね、テレビが必要以上にしっかり知らせてくれますから。

 まあ、アラフォーの男に何かを言うのも気持ち悪いでしょう。進次郎が選んだならそれでいいんじゃないかしら。老いては子に従えといいますでしょう。マザコンというか、息子に入れ込みすぎてもダメですよ。本人が決めることですからね。それでいいんです」

 実際に佳代子さんに話を聞こうと、彼女を直撃したが、「何もお話しできません」と語るのみだった。母の胸の内は、進次郎氏と滝川にどう響くか。

※女性セブン2019年9月26日・10月3日号

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