「ソファーに座ってリラックスするときは、ついだらしない姿勢になりがちです。頭をのけぞらせてふんぞり返ったり、浅く腰かけ首の根本あたりから背もたれに寄りかかる姿勢は、腰によくありません。背もたれにお尻がつくように深く腰掛け、少し腹筋を意識するよう心がけましょう」
背筋を伸ばしてお尻で体重を支えるようにするのが基本だという。また、どんな椅子に座っている場合でも、じっと同じ姿勢でいるのは禁物だ。
「腰痛は関節や椎間板の異常だけでなく、筋肉のコリ、こわばりも要因となります。同じ姿勢で座っていると筋肉のこわばりを招くので、バランスボールに乗っている感覚で、たまにゆらゆらと左右に腰を動かしたほうがいい」(園部氏)
いくら理想的な座り方であっても、長時間同じ姿勢を続けるのは負担が大きいということだ。
※週刊ポスト2019年10月11日号