ビジネス

東京でコスパ最強のマンションを買うなら「赤羽」を狙え

 街並みや環境には人それぞれの好みがある。郊外の自然豊かなエリアでの大規模開発を好む方もいれば、多少殺伐としていても埋立地の湾岸に住みたがる人もいる。

 街並みや環境を選択の優先基準とされる場合は、どうぞそうなさっていただきたい。ただし、これからの時代は都心から離れれば離れるほど資産価値を維持しにくくなる。あるいは湾岸埋立地のように、世の中の空気が変われば敬遠される可能性の高い場所もある。

 そこで、普通の所得者が購入できる範囲で、資産価値が落ちにくい物件を探すにはどうすればいいのか?

 私の基準は、まずJR主要路線の沿線で早くから市街地を形成していたエリアである。そういうところは街として成熟しつつも、日々新陳代謝が行われている。交通利便性が高ければ、街として衰弱する可能性も低い。

 そのような街の中から、今回は「赤羽」をお勧めしてみたい。その理由は、便利なのに価格がそれほど高くない。つまりコストパフォーマンスに優れているのだ。

 まずJR「赤羽」駅には山手線の西側を走る埼京線と、東側の京浜東北線がともに乗り入れている。山手線のどちら側の沿線にアクセスするにも便利だ。次に、駅前の商業エリアが充実している。日常の買い物はもちろん、食事などでも幅広い選択肢がある。街としての華やかさもそれなりだ。

 ただし街としてのステイタス感はイマイチで、「庶民の街」というイメージは濃厚だ。しかし、肩肘張らずに住むなら、かなり暮らしやすい環境を提供してくれている。

 しかも、住宅の価格がリーズナブルだ。東急リバブルが提供している「駅別相場価格データ」(アットホーム調べ)によると、赤羽エリアの新築マンションの相場観は3100万円(※すべての間取りを対象に算出した相場価格)となっている。

関連キーワード

関連記事

トピックス

左:激太り後の水原被告、右:
【激太りの近況】水原一平氏が収監延期で滞在続ける「家賃2400ドル新居」での“優雅な生活”「テスラに乗り、2匹の愛犬とともに」
NEWSポストセブン
折田楓氏(本人のinstagramより)
「身内にゆるいねアンタら、大変なことになるよ!」 斎藤元彦兵庫県知事と「merchu」折田楓社長の“関係”が県議会委員会で物議《県知事らによる“企業表彰”を受賞》
NEWSポストセブン
“ボディビルダー”というもう一つの顔を持つ
《かまぼこ屋の若女将がエプロン脱いだらムキムキ》体重24キロ増減、“筋肉美”を求めて1年でボディビル大会入賞「きっかけは夫の一声でした」
NEWSポストセブン
チームを引っ張るドミニカ人留学生のエミールとユニオール(筆者撮影、以下同)
春の栃木大会「幸福の科学学園」がベスト8入り 元中日監督・森繁和氏の計らいで来日したドミニカ出身部員は「もともとクリスチャンだが幸福の科学のことも学んでいる」と語る
NEWSポストセブン
横山剣(右)と岩崎宏美の「昭和歌謡イイネ!」対談
【横山剣「昭和歌謡イイネ!」対談】岩崎宏美が語る『スター誕生!』秘話 毎週500人が参加したオーディション、トレードマークの「おかっぱ」を生んだディレクターの“暴言”
週刊ポスト
お笑いコンビ「ガッポリ建設」の室田稔さん
《ガッポリ建設クズ芸人・小堀敏夫の相方、室田稔がケーブルテレビ局から独立》4月末から「ワハハ本舗」内で自身の会社を起業、前職では20年赤字だった会社を初の黒字に
NEWSポストセブン
”乱闘騒ぎ”に巻き込まれたアイドルグループ「≠ME(ノットイコールミー)」(取材者提供)
《現場に現れた“謎のパーカー集団”》『≠ME』イベントの“暴力沙汰”をファンが目撃「計画的で、手慣れた様子」「抽選箱を地面に叩きつけ…」トラブル一部始終
NEWSポストセブン
母・佳代さんのエッセイ本を絶賛した小室圭さん
小室圭さん “トランプショック”による多忙で「眞子さんとの日本帰国」はどうなる? 最愛の母・佳代さんと会うチャンスが…
NEWSポストセブン
春の雅楽演奏会を鑑賞された愛子さま(2025年4月27日、撮影/JMPA)
《雅楽演奏会をご鑑賞》愛子さま、春の訪れを感じさせる装い 母・雅子さまと同じ「光沢×ピンク」コーデ
NEWSポストセブン
自宅で
中山美穂はなぜ「月9」で大記録を打ち立てることができたのか 最高視聴率25%、オリコン30万枚以上を3回達成した「唯一の女優」
NEWSポストセブン
「オネエキャラ」ならぬ「ユニセックスキャラ」という新境地を切り開いたGENKING.(40)
《「やーよ!」のブレイクから10年》「性転換手術すると出演枠を全部失いますよ」 GENKING.(40)が“身体も戸籍も女性になった現在” と“葛藤した過去”「私、ユニセックスじゃないのに」
NEWSポストセブン
第一子となる長女が誕生した大谷翔平と真美子さん
《真美子さんの献身》大谷翔平が「産休2日」で電撃復帰&“パパ初ホームラン”を決めた理由 「MLBの顔」として示した“自覚”
NEWSポストセブン