なぜ嫌われるのか?
──当然、大半の教師はカチンときて。
前澤:それはきますよね、生徒にそんなことを言われたら。
──多少の反省はあるんですか? 間違ってなかった?
前澤:いや……間違ってないですね(笑)。やっぱり子供が最初に働いている大人を見るのって先生じゃないですか、だから先生にはカッコよくあってほしいんですよって、よく先生にも言ってました。
──前澤さんは1990年代に「Switch Style」というハードコアパンクバンドのドラマーとして活動していたわけですけど、パンクから一番学んだことっていうのはなんですか?
前澤:うーん……いっぱいありますけど、常識なんていうのは常識じゃないっていうか、みんなが言ってる常識なんて、そんなの疑ってかかれみたいなことですかね。中高時代はめちゃくちゃ反骨的でした。高校生のときは学ランの学校なのに私服で通学したり。その頃から、「どうやったら校則を変えられるんですか先生? なんでこんな学ランで行かなきゃいけないんですか?」とか言ったりする、面倒くさい生徒でしたね。
──気持ちはすごくわかります。
前澤:それ、みんな言うけどなかなか行動には移さないじゃないですか。僕やっちゃうんですよね。どうやったらホントに校則を変えられるのか考えて行動に移すタイプで、だから煙たがられていたんでしょうね。