スポーツ

追悼・金田正一氏 「歴代最高投手」に選ばれカネやん節炸裂

金田正一氏の400勝は誰にも超えられない記録となった

金田正一氏の400勝は誰にも超えられない記録となった

 プロ野球の国鉄、巨人で活躍した金田正一氏の訃報は、野球ファンに衝撃を与えた。「カネやん」のニックネームで愛された金田氏は、史上唯一の「400勝」など数々の伝説を残してきたが、一線を退いてからも本誌『週刊ポスト』で「誌上総監督」として数々の切れ味鋭いコメントを残してきた。

 今年に入ってからも、レジェンドOBたちが互いを選んで投票した結果をまとめた『プロ野球史上最高の選手は誰だ?』(宝島新書)で投手1位に輝いたことを受け、金田氏は豪快に笑いながらこう話していた(『週刊ポスト』2019年8月16・23日号)。

「他人様から史上最高の選手とか言われなくても、自分でわかっとる。大きなお世話だよ。ワッハハハ。悪いがワシを(投票結果で10位タイだった)大谷翔平(エンゼルス)と一緒にするんじゃない。大谷の非凡さ、素質は認めるが、まだまだこれから。あれだけ足が長いと重心が高くなって大変じゃ。大谷は投げた時に首が傾くクセがあるが、下半身で投げていない証拠。もっと下半身を鍛えてタメができる投手になっていかなければいけない。

 野球人として一流か一流でないかは現役を終えてみないと分からない。それがワシの考え。ワシと比べちゃいかんというのは、そういうことじゃよ。大谷を凌ぐといわれている佐々木朗希(大船渡高校)は背も高いし、腕も長い。懐が大きく理想的なフォームじゃが、プロに入って“割りばし(細い体格)”でやっていけるかだな」

 今季のプロ野球では6月にヤクルトがセ・リーグ最多タイの16連敗を喫し、パ・リーグ首位だった楽天が10連敗、さらにリーグ4連覇を目指す広島が11連敗という「大型連敗」が続いたことを受けた際には、金田氏はこうコメントしていた(同8月2日号)。

「ワシが現役時代の国鉄はとにかく弱かったが連敗はしなかった。なぜか? ワシがいたからだよ」

関連記事

トピックス

12月6日に急逝した中山美穂さん
《追悼》中山美穂さん、芸能界きっての酒豪だった 妹・中山忍と通っていた焼肉店店主は「健康に気を使われていて、野菜もまんべんなく召し上がっていた」
女性セブン
トンボをはじめとした生物分野への興味関心が強いそうだ(2023年9月、東京・港区。撮影/JMPA)
《倍率3倍を勝ち抜いた》悠仁さま「合格」の背景に“筑波チーム” 推薦書類を作成した校長も筑波大出身、筑附高に大学教員が続々
NEWSポストセブン
自宅で亡くなっているのが見つかった中山美穂さん
【入浴中の不慮の事故、沈黙守るワイルド恋人】中山美穂さん、最後の交際相手は「9歳年下」「大好きな音楽活動でわかりあえる」一緒に立つはずだったビルボード
NEWSポストセブン
結婚披露宴での板野友美とヤクルト高橋奎二選手
板野友美&ヤクルト高橋奎二夫妻の結婚披露宴 村上宗隆選手や松本まりかなど豪華メンバーが大勢出席するも、AKB48“神7”は前田敦子のみ出席で再集結ならず
女性セブン
スポーツアナ時代の激闘の日々を振り返る(左から中井美穂アナ、関谷亜矢子アナ、安藤幸代アナ)
《中井美穂アナ×関谷亜矢子アナ×安藤幸代アナ》女性スポーツアナが振り返る“男性社会”での日々「素人っぽさがウケる時代」「カメラマンが私の頭を三脚代わりに…」
週刊ポスト
NBAロサンゼルス・レイカーズの試合を観戦した大谷翔平と真美子さん(NBA Japan公式Xより)
《大谷翔平がバスケ観戦デート》「話しやすい人だ…」真美子さん兄からも好印象 “LINEグループ”を活用して深まる交流
NEWSポストセブン
(時事通信フォト)
「服装がオードリー・ヘプバーンのパクリだ」尹錫悦大統領の美人妻・金建希氏の存在が政権のアキレス腱に 「韓国を整形の国だと広報するのか」との批判も
NEWSポストセブン
自宅で亡くなっているのが見つかった中山美穂さん
《私には帰る場所がない》ライブ前の入浴中に突然...中山美穂さん(享年54)が母子家庭で過ごした知られざる幼少期「台所の砂糖を食べて空腹をしのいだ」
NEWSポストセブン
亡くなった小倉智昭さん(時事通信フォト)
《小倉智昭さん死去》「でも結婚できてよかった」溺愛した菊川怜の離婚を見届け天国へ、“芸能界の父”失い憔悴「もっと一緒にいて欲しかった」
NEWSポストセブン
再婚
女子ゴルフ・古閑美保「42才でのおめでた再婚」していた お相手は“元夫の親友”、所属事務所も入籍と出産を認める
NEWSポストセブン
54歳という若さで天国に旅立った中山美穂さん
【入浴中に不慮の事故】「体の一部がもぎ取られる」「誰より会いたい」急逝・中山美穂さん(享年54)がSNSに心境を吐露していた“世界中の誰より愛した人”への想い
NEWSポストセブン
大谷翔平選手(時事通信フォト)と妻・真美子さん(富士通レッドウェーブ公式ブログより)
《真美子さんのバースデー》大谷翔平の “気を遣わせないプレゼント” 新妻の「実用的なものがいい」リクエストに…昨年は“1000億円超のサプライズ”
NEWSポストセブン